アシックスは1日、国内で350人の早期希望退職を募集すると発表した。国内事業の統括子会社と販売子会社を統合し、来年1月に新会社を設立するのにあわせ、両社とアシックス本体の国内従業員の合計2070人のうち約17%の削減を見込む。海外では好調だが国内は赤字のため人員削減で収益力を高める。
アシックスが希望退職を募るのは、スキー用品の販売不振などで業績が低迷し、経営再建のために150人規模の希望退職を実施した1996年以来、19年ぶり。
今回の希望退職では年間27億円程度の人件費削減効果を見込む。対象は国内事業を統括するアシックスジャパン(東京・江東)、アシックス販売(同)、本体の3社で、2016年4月1日時点で勤続10年、35歳以上の従業員。8月末まで募集し、9月末をメドに人員を削減する。
アシックスはグローバル展開を加速しており、海外事業は好調だ。直近の業績は決算期の変更により9カ月の変則決算となったが売上高、連結純利益とも過去最高を更新した。
一方、少子高齢化の影響や競争激化で国内事業は低迷が続き、
アシックス、19年ぶり早期退職募集 350人 国内収益改善狙う
アシックスが希望退職を募るのは、スキー用品の販売不振などで業績が低迷し、経営再建のために150人規模の希望退職を実施した1996年以来、19年ぶり。
今回の希望退職では年間27億円程度の人件費削減効果を見込む。対象は国内事業を統括するアシックスジャパン(東京・江東)、アシックス販売(同)、本体の3社で、2016年4月1日時点で勤続10年、35歳以上の従業員。8月末まで募集し、9月末をメドに人員を削減する。
アシックスはグローバル展開を加速しており、海外事業は好調だ。直近の業績は決算期の変更により9カ月の変則決算となったが売上高、連結純利益とも過去最高を更新した。
一方、少子高齢化の影響や競争激化で国内事業は低迷が続き、
アシックス、19年ぶり早期退職募集 350人 国内収益改善狙う