最高額はオリックスの宮内義彦元会長で54億7000万円。2位はパチンコメーカー三共の毒島秀行会長(21億7600万円)、3位はソフトバンクのロナルド・フィッシャー取締役(17億9100万円)だった。
宮内氏の場合は2014年6月、会長兼グループ最高経営責任者(CEO)を退任したのに伴う一時的なもので、いわば例外だが、それでも役員報酬額の最高記録を塗り替えたのは事実。オリックスは経営トップを約33年間務めたことへの功労金44億6900万円に、役員退職慰労金に当たる株式報酬9億5300万円などが加わり、報酬総額は54億7000万円に膨らんだ。
ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)の孫正義社長が後継候補として、米グーグルから招いたニケシュ・アローラ代表取締役副社長に支払った契約金などの報酬額(165億5600万円)は、2015年3月期時点で取締役に就任していなかったため、今回は対象外だった。
4位は岡三証券グループの加藤精一代表取締役会長が12億円、5位は日産自動車のカルロス・ゴーン代表取締役会長兼社長・最高経営責任者が10億3500万円だった。ゴーン氏の役員報酬は前期の9億9500万円から4000万円増え、1億円以上の役員報酬の開示が義務付けられた10年3月期以降、日産では初めての10億円超えとなった。安定的な報酬である基本報酬では、ゴーン氏がトップだった。
役員報酬1億円以上、過去最高411人、ゼンショーなど赤字企業でも大盤振る舞い
宮内氏の場合は2014年6月、会長兼グループ最高経営責任者(CEO)を退任したのに伴う一時的なもので、いわば例外だが、それでも役員報酬額の最高記録を塗り替えたのは事実。オリックスは経営トップを約33年間務めたことへの功労金44億6900万円に、役員退職慰労金に当たる株式報酬9億5300万円などが加わり、報酬総額は54億7000万円に膨らんだ。
ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)の孫正義社長が後継候補として、米グーグルから招いたニケシュ・アローラ代表取締役副社長に支払った契約金などの報酬額(165億5600万円)は、2015年3月期時点で取締役に就任していなかったため、今回は対象外だった。
4位は岡三証券グループの加藤精一代表取締役会長が12億円、5位は日産自動車のカルロス・ゴーン代表取締役会長兼社長・最高経営責任者が10億3500万円だった。ゴーン氏の役員報酬は前期の9億9500万円から4000万円増え、1億円以上の役員報酬の開示が義務付けられた10年3月期以降、日産では初めての10億円超えとなった。安定的な報酬である基本報酬では、ゴーン氏がトップだった。
役員報酬1億円以上、過去最高411人、ゼンショーなど赤字企業でも大盤振る舞い