名古屋北部青年ユニオン  2012/8/13~

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私たちは、共に学び行動する労働組合です。
ひとりじゃない、一緒に生きよう!

家も仕事もない若者たちが流れ着く「貧困村」の実態

2018-09-29 | 労働ニュース
◆空き家密集エリアが新たな“ドヤ街”になる

 大野さんによれば、この地区はもともと空き家密集エリアで、それに目をつけた地場の建設会社が社員寮として転用を進めているという。そういった会社は複数存在し、彼の同僚だけで30人以上が周辺の空き家に住んでいるそうだ。

「僕らは毎朝5時に近所の神社に集まり、そこでバスに乗り込んで解体現場に向かいます。寮に住んでいるのは20~30代の男ばかりですね。高校中退者や借金がある人、無職で家を追い出された人とか、なにかしらの問題を抱えて流れてきている。普通の住民もいますけど、この界隈は僕らみたいな人のほうが多いくらいなので、まるで“ドヤ街”です。最近は若い女性を見た記憶すらないけど、遅くまで続く現場仕事で疲れ果てていて、それすらどうでもよくなってます」

 若者の大半は関東近県出身で、みんな一様に経済的に困窮し、住居費ゼロに惹かれて応募してくる。よく見れば軒先で作業着などを干している家も多く、こうなるともはや「貧困村」とも呼べる状態だ。そして大野さんの会社では管理職以外、ほぼ非正規雇用だという。

「昇給もなく、みんなだいたい手取り20万円ほど。そこから年金や保険料、携帯代、さらに奨学金の返済月5万円を引くと遊べるお金はほぼ残りません。⇒続きはコチラ・・・・
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東大ブランドはどのように作られ、そして進学格差を生むようになったか

2018-09-29 | 労働ニュース
富裕層が国立大学に、貧困層が学費の高い私立大学に
しかし、こうした「東大神話」は激烈な受験競争をもたらした。

団塊の世代が高校生だった1960年代後半は、東京大学合格者の常連校は、都立日比谷高校、都立西高校、都立戸山高校、都立新宿高校等の公立の有名進学校であって、現在の常連校である私立開成高校、私立灘高校、私立麻布高校などはごく普通の東大合格者数にすぎなかった。

これらの私立進学高校が躍進した理由は、(1)受験勉強の激化を緩和させるために東京都が総合学区制度を設け、特定の有名進学高校への生徒の集中を防いだこと、(2)私立高校が優秀な学生確保のために、予備校等と連携して東大受験のための特進クラスを設けたり、受験勉強に強い優秀な教員を高給で雇用したこと、(3)教育の目的が国民の基礎的なリテラシーの充足から、東大等の有名大学へ進学させるための「投資」へと変容したこと、その結果、(4)社会の富裕層が東大進学率の高い有名私立中学校・私立高校へ合格させるために、小学校の早い段階から進学塾に通わせるようになったことなどである。

それが現在、学費の安い国立大学に富裕層の子弟や子女が入学し、所得の低い貧困層が学費の高い私立大学へ入学せざるをえないという皮肉な現象を生み出しているのである(もちろん私立大学にも優れた大学はあるが、それはここでは措いておく)。

今や東大生の親の約6割の所得は年収950万円以上で、高給官僚や大企業の子どもたちが東大生となっているのである。この現実は富裕層の「東大神話」に拍車をかけ、東大以外は大学ではないとでも言うようなエリート風潮を生み出しているのだ。

金持ちでなければ東大へ進学できないという「進学格差現象」は、日本だけでなく韓国等のアジアの有力な国々にみられ、学歴を重視する教育後進国特有の現象である。こうした古い教育観を脱却しない限り、日本がグローバル社会のリーダーとなるのはますます困難と⇒続きはコチラ・・・・
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やっていい残業、やってはいけない残業の簡単な見極め方

2018-09-29 | 労働ニュース
働き方改革関連法案が成立し、2019年の4月からは長時間の残業は禁止されることになった。それによって「残業は良くない」という価値観が少しずつ浸透してきてもいる。

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もちろん、長時間だらだらと続ける残業は、従業員の心身にも、会社のコストにも悪影響を与えるのみで、良いことはない。しかし、時には残業しなければならない時もあるはず。そんな時にキーワードとなるのが、「やっていい残業」と「やってはいけない残業」だ。
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「選ばなければ仕事はいくらでもある」は間違い 好きな仕事に就くための二択とは?

2018-09-29 | 労働ニュース
よく「選ばなければ仕事はいくらでもある」というようなことを若者に言う年長者がいますが、それは間違いです。

 よりよい仕事を選ぶ権利が誰にでもあるのです。死ぬまでやりたくもない仕事で身も心もすり減らせと言うのでしょうか。

 好きで始めた仕事でさえ苦しいことはたくさんあります。その仕事をあきらめなければいけないことさえあります。

 好きなことでさえ耐えなければいけないことだらけなのに、嫌いな仕事で頑張れる人などいません。
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34歳貧困男性が「今が幸せ」と感じる深刻原因

2018-09-29 | 労働ニュース
大学院卒業の前年、リーマンショックが起きた。就職が決まっていた会社からは内定を取り消され、なんとか入社した別の会社は半年で倒産。その後、転職を重ねた先は、異常な長時間労働やサービス残業、ノルマの強制などが横行する問題企業ばかりだった。

【写真】これが役所から届いた差押調書だ
 30歳手前からは、ファミリーレストランやパチンコ店でアルバイト。ホームレス、生活保護、“ネットカフェ難民”を経て現在は、マンションなどの清掃員として働いている。

続きはコチラ・・・・

 ブラック企業など、とっとと辞めるというのはひとつの選択肢だし、メンタル不調に陥るよりはずっといい。しかし、転職先もまたブラックでは、同じことの繰り返しだ。

 「不況と言われる割に、選ばなければ、仕事はあっさり見つかったんです。だから変に辞め癖が付いてしまったというか……。」

 ホームレスを経験したのは、30歳を過ぎたころ。きっかけは、当時住んでいた部屋から引っ越しをするため、退去手続きを取った矢先に、勤務先の社長とトラブルになり、会社を辞めたことだった。すぐに敷金礼金を用意して新しい部屋を見つけることは難しく、宿無し、一文無しの生活は4カ月に及んだ。年齢が高くなるにつれ、特に正社員の仕事は確実に見つけづらくなっていた。
 現在のマンション清掃の仕事は、アルバイトである。長時間労働も、サービス残業もない。職場には、勤続数十年の先輩アルバイトもおり、不当な雇止めの話も耳にしたことがない。皮肉なことに、非正規労働の今が、最も法律に守られた働き方をしているという。

 「人間関係もすごくいいんです。正社員になることもできるそうなんですが、(基本給などが低く抑えられているので)正社員のほうが、年収が低いんです。
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