北九州は小倉総合特別支援学校でピアノソロアウトリーチ。
とても心に残る凄く良いアウトリーチができたと思います。
午前14名と午後7名で2回。
ほとんど身体を動かす事が困難な生徒さんでしたが、凄い集中力で聴いてもらいました。常に声を出している何人かの生徒も、演奏している時は全く声を出さず、私は静寂の中で演奏しました。
「月の光」を演奏して終わった時のながいながい静寂は忘れることが出来ません。
流石にこれは音楽の力でなくて何なのだろう、と考えました。
2回のアウトリーチどちらもアンコールは「トロイメライ」
これも全くの静寂の中での演奏。
私のお話にもしっかり反応していただき、拍手も沢山。
ピアノの秘密コーナーも行い、もう何年間もお願いしている調律師のMさんにピアノのアクション引き出し、解体ショーをしましたが、これも凄い反応でした。調律師Mさんはいつも響ホールでのコンサートの調律をしていただいております。
私がキエフの大門を弾いているときに響板、周りの板を触って振動体験してもらうのも全員しっかりできました。
生徒一人に対して一人の先生がついております。
凄くケアされていて素晴らしいです。
コロナ対策をした上で問題のない可能なギリギリの近くのところまで近づいて聴いて頂きました。
今回は自前のプロジェクター、カメラ、Wi-Fi接続機器、ヘッドセット、スピーカー、ピンポンセットなどを東京の我が家から送り、北九州の財団のスタッフの皆さんにカメラワーク、さまざまなお手伝いをいただきましたが素晴らしいサポートのお陰で、とてもスムーズな進行が出来ました!
これもずっと培ったチームワークのおかげだと思います。
少なくとも2009年くらいからは北九州に毎年までではなくとも、かなりの頻度で来ておりますが、13年の蓄積でここに来ることができたように思えます。
まさに、少人数、また本当になかなか生の演奏のコンサートを聴くことができない生徒に音楽を届けることができて、私もとても心に残る時間になりました。
本当に本日演奏できてよかったと思います。
私には色々するべきことがあると思いましたが、その中の一つは本日のようなこと。
本日のアウトリーチは、私はまさにこのような事をするために演奏していると感じました。
素晴らしいサポートをしていただいた北九州の財団のスタッフの皆様、調律師のMさん、素晴らしい先生方をはじめとしてお世話になりました皆様
有難うございました!!
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