宮城県は秋保町の緑水亭でコントラバスの村上満志さん門下の合宿「村上塾」の演奏会!
私はピアノで参加。12人とコントラバスと共演するのも人生初めて、ボッテシーニのグランデュオでコントラバスのピッチカートをサプライズで数小節演奏も人生初めて、なかなかできない経験ができて感謝いたします!
3月16日の大地震でこの会場も大きな被害があったにもかかわらずこのように演奏できているのが本当に感動的です。
また3月16日の緑水亭の話をニュースで聴いていたからこそ村上さんからこの合宿、コンサートのお話をいただいた時になんとしてでも参加したかったものでした。
宮城県人として何か震えるものがあり、2011年の東日本大震災の時も沢山避難所を演奏に伺った時の気持ちと同じ震えがありました。
それなので本日のコンサートができたことが、緑水亭の皆さまの、考えられないくらい大変な努力の賜物であったと思うと同時に、その努力が実ってこのようなコンサート、満席のお客様に囲まれながらできていることに感動せずにはいられませんでした。
またボッテシーニのグランデュオでは2011年の時に沢山被災地に一緒に届けに行った神谷未穂さんと、この3月16日の大地震で甚大な被害を受けながらも、復興に向けて進んでいるこの緑水亭で共演できたこともよかったです。
ソプラノの松崎ささらさんの素敵な歌声、ベルリンフィル団員であったウルリッヒ・ヴォルフさんの素晴らしい音楽、上田真樹さんの素晴らしい編曲、全てとても魅力的でした。
そしてなんといっても村上塾の皆さんのチームワークと素晴らしい音楽性が満席のお客様に盛大な拍手を呼んだのだと思いました。
演奏の皆様
緑水亭の皆様
お世話になりました全ての皆様
有難うございました!!!
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ベルリンフィル団員で惜しまれながら退団なされたコントラバス奏者のウルリッヒ・ヴォルフさん。
とても気さくな方で本当に素晴らしい音楽とお人柄で我々を包んで導いていただいております!!
本日のコンサートも素敵なオーラを我々に投げかけていただきとてもいいコンサートとなりました。
ボッテシーニのめちゃくちゃ難しいヴァイオリンソロを素晴らしく弾いた神谷未穂さんとアリアから演歌まで素敵な声で聴衆を魅了した松崎ささらさんと!
皆様有難うございました!
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宮城県秋保町は緑水亭に来ております。
この緑水亭でコントラバス界で知らぬ人はいない村上満志さんの村上塾。本日リハーサル、明日緑水亭コンサート、明後仙台でコンサート。コントラバスばかり!ボッテシーニのグランデュオではヴァイオリンは神谷未穂さんが!
神谷さん、旦那様エマさん、緑水亭女将の皆さんと写真!
緑水亭は今年3月16日の大地震で甚大な被害を受けたにのですが、それでも凄い努力で今ここに営業しております!
村上満志さんから今回の共演のお声がけをいただき、宮城県人のしてもなんとしても緑水亭にも力になりたい!!と思い参加参加させていただきました!!
この写真のロビーも本当に大変な状態だったそうです・・・
昨日のフィリップ・グラスの9時間半のリハーサルとはうって変わり、私以外の楽器はコントラバス、コントラバス、コントラバス、コントラバス、コントラバス、コントラバス・・・・・
なかなかない機会、とても楽しいです。
またオーケストラの中のコントラバス談義で凄く若い才能のある素敵な皆さんからも刺激を受けて、凄く楽しいです。
ここの写真には載せておりませんが、神谷家、Y君にも会えて、その成長を見ることができたのが凄く嬉しかったです。
あと歌姫のMさんは、なんと同じく「浜辺のアインシュタイン」を歌われるということで、さらに盛り上がりました!
我々アインシュタインチームのMさんと東京混声合唱団同期、仲良し!ということで、またまた盛り上がり!
あとはなんといってもベルリンフィルのコントラバス奏者であったヴォルフさん、凄く気さくで素敵な素晴らしい方で、その音楽にも魅力されました。
このような素敵な出会いがあることに感謝致します。
ということで、本日はコントラバスの音にどっっっっぷりつかりました。
明日からのコンサート頑張ります!
とても楽しみ!
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フィリップグラス「浜辺のアインシュタイン」器楽+松平さんリハーサル!我が家にて。写真もミニマルに並べました!
本日最後に全ての曲2時間分通しました!!
インテンポ、超速!!
ヴァイオリンソロや歌のソロのところもシンセサイザーで弾いたので本当の全曲通し練習!
朝10時から19時30分までほぼノンストップリハーサル。9時間半!!
皆さん素晴らしい!
準備もバッチリでとてもスムーズに進み、アンサンブル曲は15時30分に一旦終わり、テンポアップ、精度を高める練習、そこまでやって最後に二時間以上の通し練習の後に、いくつ返して練習!
井上ハルカさんはなんと大阪からおいでいただき朝6時の新幹線でバリトンサックスまでご持参いただきました🥲素敵なサウンド有難うございました。!
松平敬さんはおそらくこの浜辺のアインシュタインの種々のリハーサルに相当ご参加いただいております!単なる打ち合わせ、合唱打ち合わせ、5月のリハーサル、8月の合唱リハーサル、今日!
時間も凄く割いていただき、感謝、本当に頼りになります!
廻由美子先生とは三日前には超速のヘミオラ、毎小節変拍子のそれも超速での2台シンセサイザーのシンクロの曲に泣きそうになって、本当にできるのか??と顔面蒼白になっていましたが、今日は結局凄いテンポになっておりました!!
3月から練習していてよかった!
大石さんは「これは超難しいよ!」と言われ続けて、凄く練習してきていただきました!
今回突然お願いしたある曲でのフリーな部分のソロ、凄くかっこよかったです!
リハーサル、長い打ち合わせ、個別リハーサル、デモ音源作成など含めて本日まで14回のリハーサルセッションを既に終えました。
特に先週からの合唱個別リハーサル、本番会場のザ・フェニックスホールでの合唱練習、キーボードパートリハーサル、本日の器楽と歌のリハーサルの連続リハーサル週間は格別凄く効果があった日々でした。
皆さん時間を厭わず曲を突き詰めていく素晴らしさは感服致します。
本日は出だしからサクソフォンのヘミオラとキーボードパートの変拍子の網の目のような絡みの複雑さに唖然としましたが、根気よくリハーサルしたら結局は理想のテンポになりました。
このような大変な曲はちょうどでもずれたら崩壊するのですが、だからこそなんといってもチームワークが重要なのですが、今日も本当に素敵なお人柄の方ばかりで、本当に今回とっても良いチームができ、とっても嬉しいです。
この曲はやはり生で演奏すると異常なトランス感があり、半分暴力的なくらいの細かいビートの応酬とグルーヴがあります。
これはレコーディングでは決して経験できないことだと改めて実感しました。
これは是非とも生でお聴きいただきたいです!
本日も皆様、本当に有難うございました!!
10月どうぞよろしくお願い致します。!
以下詳細です。
フィリップ・グラス「浜辺のアインシュタイン」(演奏会形式・抜粋版)
ミニマル音楽の金字塔、日本で30年ぶりの再演!
公演日 2022年10月30日(日)15:00開演
会場 フェニックスホール
価格 一般/¥4,000(友の会会員/¥3,600) 学生(25歳以下)/¥1,000(限定数)
チケット
お問い合わせ
問:ザ・フェニックスホールチケットセンター
06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業)
https://phoenixhall.jp/performance/2022/10/30/17583/
プレイガイド:チケットぴあ t.pia.jp/
ローソンチケット l-tike.com/
【出演者】
中川賢一(電子オルガン/音楽監督)
廻由美子(電子オルガン)
石上真由子(ヴァイオリン)
若林かをり(フルート/ピッコロ)
大石将紀(サクソフォン)
井上ハルカ(サクソフォン)
太田真紀(ソプラノ)
端山梨奈(ソプラノ)
八木寿子(アルト)
林真衣(アルト)
鹿岡晃紀(テノール)
松平敬(バス)
有馬純寿(音響)
【曲目】
フィリップ・グラス:「浜辺のアインシュタイン」(演奏会形式・抜粋版)
#浜辺のアインシュタイン
#フィリップグラス
#einstein on the beach
#Philip Glass
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「浜辺のアインシュタイン」
キーボードパートリハーサル二日目!
廻由美子先生と!
昨日は台風のために中止。
本日ゆっくり練習、超速練習とみっちり連続4時間半。
とにかく難しい!変拍子の速いパッセージの応酬で完璧にキーボードがシンクロしなくてはならない!
でも凄く楽しい!!
フィリップ・グラスについても沢山話しました。
明日はとうとう器楽+歌リハーサルです!
以下詳細です。
フィリップ・グラス「浜辺のアインシュタイン」(演奏会形式・抜粋版)
ミニマル音楽の金字塔、日本で30年ぶりの再演!
公演日 2022年10月30日(日)15:00開演
会場 フェニックスホール
価格 一般/¥4,000(友の会会員/¥3,600) 学生(25歳以下)/¥1,000(限定数)
チケット
お問い合わせ
問:ザ・フェニックスホールチケットセンター
06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業)
https://phoenixhall.jp/performance/2022/10/30/17583/
プレイガイド:チケットぴあ t.pia.jp/
ローソンチケット l-tike.com/
【出演者】
中川賢一(電子オルガン/音楽監督)
廻由美子(電子オルガン)
石上真由子(ヴァイオリン)
若林かをり(フルート/ピッコロ)
大石将紀(サクソフォン)
井上ハルカ(サクソフォン)
太田真紀(ソプラノ)
端山梨奈(ソプラノ)
八木寿子(アルト)
林真衣(アルト)
鹿岡晃紀(テノール)
松平敬(バス)
有馬純寿(音響)
#浜辺のアインシュタイン
#フィリップグラス
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我が家のヴィンテージスタインウェイが109歳になりました。
1913年8月13日生まれ。
7年間以上苦楽を共にしました。
本当に毎日弾きていて楽しいです。
またどんどん変わるので楽器が生き物だと本当思いました。
タカギクラヴィア(株)高木裕社長他チームタカギクラヴィアの皆様にも心から感謝致します。
162726番
こらからもどうぞよろしくお願い致します!!
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フィリップ・グラス「浜辺のアインシュタイン」キーボードパート練習初日!!
超速でシンクロしなくではならないハードなキーボードパート!
廻由美子先生と我が家にて!
(私にとってはいつまでも先生です!)
10月30日の本番に向かってパート練習開始!
まずはざっくり本番のテンポで合わせて、そのあとゆっくり緻密に合わせる練習。
細かくハモるのが本当に気持ちいいです!!
以下詳細です!
フィリップ・グラス「浜辺のアインシュタイン」(演奏会形式・抜粋版)
ミニマル音楽の金字塔、日本で30年ぶりの再演!
公演日 2022年10月30日(日)15:00開演
会場 フェニックスホール
価格 一般/¥4,000(友の会会員/¥3,600) 学生(25歳以下)/¥1,000(限定数)
チケット
お問い合わせ
問:ザ・フェニックスホールチケットセンター
06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業)
https://phoenixhall.jp/performance/2022/10/30/17583/
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【出演者】
中川賢一(電子オルガン/音楽監督)
廻由美子(電子オルガン)
石上真由子(ヴァイオリン)
若林かをり(フルート/ピッコロ)
大石将紀(サクソフォン)
井上ハルカ(サクソフォン)
太田真紀(ソプラノ)
端山梨奈(ソプラノ)
八木寿子(アルト)
林真衣(アルト)
鹿岡晃紀(テノール)
松平敬(バス)
有馬純寿(音響)
【曲目】
フィリップ・グラス:「浜辺のアインシュタイン」(演奏会形式・抜粋版)
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「浜辺のアインシュタイン」合唱練習二日目!
バッチリでした!本番会場の大阪はザフェニックスホールにて!
朝から一曲毎通しました。皆様とても素晴らしくご準備いただいたので凄く順調!!
練習の後記者会見一時間半以上みっちり行いました!!
フェニックスホールの壁を上げると素敵な風景、その状態で練習。
超高速テンポ、早口も素晴らしい。
抜群のチームワーク、本番がとっても楽しみです!!最後はたこ焼き終始。
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浜辺のアインシュタイン合唱練習!大阪です!
皆さんバッチリご準備いただいてとっても順調です!
ザフェニックスホールは反響板をとるとこのような素敵な背景に!
時間差で音響エレクトロニクスの有馬さん、フルートの若林さんにおいでいただきました!
プロデューサーMさんもずっと聴いていただき有難うございました。
本番で使うシンセサイザーと本番のホールで全曲リハーサル!恵まれてます!!
二日目も頑張ります!
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https://phoenixhall.jp/performance/2022/10/30/17583/
一昨日から10日間「浜辺のアインシュタイン」強化週間なのですが、今日もシンセサイザーと8時間。その他楽譜書き込み何時間だろうか。
3月から練習しているのにまだおおっ!となるところがあります。難しい!楽しい!
譜面を見ると初見で弾けそうな感じなのですが、いざテンポでミスなく弾こうと思うと本当に大変。リズムミスは合唱とのアンサンブルに大きな影響があるので責任重大です。
一回通しても2時間10分、終わると目がチカチカ。また永遠と速い動きを連続するので手がつりそうになるのですが、どのように脱力するか本気で考えないと手を壊します。よって練習もインテンポ。
命の水で体を柔らかく・・・
フィリップ・グラス「浜辺のアインシュタイン」(演奏会形式・抜粋版)
ミニマル音楽の金字塔、日本で30年ぶりの再演!
公演日 2022年10月30日(日)15:00開演
会場 フェニックスホール
価格 一般/¥4,000(友の会会員/¥3,600) 学生(25歳以下)/¥1,000(限定数)
チケット
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問:ザ・フェニックスホールチケットセンター
06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業)
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【出演者】
中川賢一(電子オルガン/音楽監督)
廻由美子(電子オルガン)
石上真由子(ヴァイオリン)
若林かをり(フルート/ピッコロ)
大石将紀(サクソフォン)
井上ハルカ(サクソフォン)
太田真紀(ソプラノ)
端山梨奈(ソプラノ)
八木寿子(アルト)
林真衣(アルト)
鹿岡晃紀(テノール)
松平敬(バス)
有馬純寿(音響)
【曲目】
フィリップ・グラス:「浜辺のアインシュタイン」(演奏会形式・抜粋版)
#ミニマル音楽
#浜辺のアインシュタイン
#フィリップグラス
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本日丸一日10/30日、日本で30年ぶりの再演。フィリップ・グラス作曲
「浜辺のアインシュタイン」
オルガンパート練習。
2時間の曲を4回通し、8時間はシンセサイザーと向き合ってました。もともと「8分音符ばかり」と舐めてかかると、テンポが超高速なので、部分部分は弾けても通した時にちょっとした気の迷いで繰り返し回数がわからなく青木ヶ原樹海。
明後日からの大阪での合唱練習に向けてスパート!
3月から練習しているのですがそれでもまたまだ難しい!!
是非皆様のご来場お待ちしております!
以下詳細。
フィリップ・グラス「浜辺のアインシュタイン」(演奏会形式・抜粋版)
ミニマル音楽の金字塔、日本で30年ぶりの再演!
公演日 2022年10月30日(日)15:00開演
会場 フェニックスホール
価格 一般/¥4,000(友の会会員/¥3,600) 学生(25歳以下)/¥1,000(限定数)
チケット
お問い合わせ
問:ザ・フェニックスホールチケットセンター
06-6363-7999 (平日10:00~17:00 / 土日祝 休業)
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【出演者】
中川賢一(電子オルガン/音楽監督)
廻由美子(電子オルガン)
石上真由子(ヴァイオリン)
若林かをり(フルート/ピッコロ)
大石将紀(サクソフォン)
井上ハルカ(サクソフォン)
太田真紀(ソプラノ)
端山梨奈(ソプラノ)
八木寿子(アルト)
林真衣(アルト)
鹿岡晃紀(テノール)
松平敬(バス)
有馬純寿(音
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10/30大阪はザ・フェニックスホール
「浜辺のアインシュタイン」に向けて!
ライヒが終わりドビュッシーゼミに没頭する五日間が終わり、本日帰宅して早速オンガンパート通し練習!!
今週末の合唱練習に向けてスパートです!
かなり速いテンポ、楽しい!!
以下詳細です!
皆様のご来場心よりお待ちしております!
フィリップ・グラス「浜辺のアインシュタイン」(演奏会形式・抜粋版)
ミニマル音楽の金字塔、日本で30年ぶりの再演!
公演日 2022年10月30日(日)15:00開演
会場 フェニックスホール
価格 一般/¥4,000(友の会会員/¥3,600) 学生(25歳以下)/¥1,000(限定数)
チケット
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【出演者】
中川賢一(電子オルガン/音楽監督)
廻由美子(電子オルガン)
石上真由子(ヴァイオリン)
若林かをり(フルート/ピッコロ)
大石将紀(サクソフォン)
井上ハルカ(サクソフォン)
太田真紀(ソプラノ)
端山梨奈(ソプラノ)
八木寿子(アルト)
林真衣(アルト)
鹿岡晃紀(テノール)
松平敬(バス)
有馬純寿(音響)
【曲目】
フィリップ・グラス:「浜辺のアインシュタイン」(演奏会形式・抜粋版)
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お茶の水女子大学ドビュッシーゼミ二日目。
本日も3時間。と言いながらやはり超過・・・
牧神の午後への前奏曲二台バージョン、連弾バージョン、前奏曲集第一巻5〜8番を学生が演奏、それへの指導。
最初にドビュッシー自作自演を聴いて、それと出版譜の違い(大きく違うところもあり)の確認、では本当に信用できる版は何か?などの講義から始まり、ドビュッシーの和声を知る上で昨日は教会旋法、あらゆる和音からの解決の可能性などを復習した後、テンションノート、付加音の復習もし、ブルーノート、チャルダッシュ音階的なもの、スペインのミの旋法、メシアンの移調の限られた旋法から第二旋法、バルトークなどに関連しますが、短三度関係の根音から派生する三和音が似たような機能であることなどを話した後、牧神の午後への前奏曲の二台バージョンの演奏に対して私が多少指揮をしながら演奏指導。ドビュッシー初期の歌曲、ピアノソロ「ボヘミア風舞曲」カンタータ「放蕩息子」の断片を聴いてドビュッシーのルーツを知った後、牧神の午後への前奏曲の1894年あたりに作曲された曲の中で、昨日は聴いていないショーソン(コンセール)マスネ(タイス)などを聴き同時に牧神の午後への前奏曲の直前に書かれた弦楽四重奏などを聴いて色々比較。
ワーグナーはトリスタンとイゾルデの前奏曲を聴いて最初のトリスタン和音を説明、それと牧神の午後への前奏曲のほとんど最初のハープのグリッサンドの和音と同じ構成などワーグナーとドビュッシーのその時期の類似点などを説明。愛の死では冒頭からコロコロ変わる転調とドビュッシーの自由な和音配列との関係など手短にお話をしました。
ある程度わかってはおりましたが、ドビュッシーの前奏曲集の決定稿が何か?というのは本当に難しいですね。
音符の書き方もかなり不一致が多く、音価も矛盾が多いのですが、出てくる音楽が本当に素晴らしいので、ここまで残っているのですね。
また、生前も色々直されているのにも関わらずドビュッシーの死後いつのまにか書き方が簡略化されて直されているものもあり、版を重ねれば真実に近づくかというとそうでもないものもあり、本当に沢山難しい問題を孕んでおります。
ただ、学生にも、単純にある楽譜を選んでそれを注釈も読まずに盲信することが危険なことであることは理解してもらえただろうか・・・
また牧神の午後への前奏曲の簡略譜というかパーティセルがあったので、それも読んで、ドビュッシーの牧神の午後への前奏曲を作曲していくプロセスも少し感じてもらいました。
最後にラヴェル編曲の牧神の午後への前奏曲連弾バージョンを学生が弾きましたが、ドビュッシー編曲の二台バージョンと同じ日に響きを比較できてよかったです。
ラヴェルは連弾という限られた条件で非常に高いレベルの編曲をしており、改めて感嘆しました。
学生には特にバランスに関してのアドバイスが多くなりましたが、それも良くなりこれからが楽しみです。
ドビュッシーというとどうしても曖昧模糊だろうという先入観でリズムもテンポも曖昧になりがちで、テンポも一定でなく、リズムも書いてあるよりかなり甘めに弾きがちなことも多いので、その辺りの指摘なども細かく伝えることができました。
ドビュッシーをより良いかたちで知ることができて、ドビュッシーの素晴らしさに気づいてもらい、ドビュッシーを少しでも好きになって行って欲しいと願うばかりです。
次は今月末。
牧神の午後への前奏曲二台バージョンと前奏曲集第一巻9〜12番、そしてゼミ内発表会です。
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