ナカナカピエロ おきらくごくらく

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

床屋

2011-02-27 03:06:39 | 日記
床屋

今日、床屋に行ってきた。

母から何度も行け行けと言われ、しょうがないなと思って行った。今通っている床屋のお兄さんは、なじみで私の要望をよく分かってくれているので、うれしい。「いつものように。」というと、いつものように切ってくれるので安心だ。

昔から髪が長かったので、小さい頃は、よく女の子に間違えられた。父は丸刈りにしろと言っていたらしいのだが、母はそれをよく思わなかったらしい。昔から長かったので、それで慣れてしまい、今でも髪が長いと安心する。

中学の時は髪の毛の長さにうるさかった。前より床屋に行く回数が増え、細く柔らかかった髪質は固く太くなっていった。同じクラス、同じ部活で、髪が長かった友達が、ある日、体育の先生に「おまえ髪が長いなあ。後で俺の所へこい。」と言われ、次の日会ったらバリカンで五厘まで頭を剃られ落ち込んでいた。全くひどい話だ。

私は天然パーマなので、ストレートの髪に憧れていた。いつもドライヤーでまっすぐにするのだが、湿気が高い6月など、くせっけな髪に戻ってしまうので、この髪質が嫌いだった。いつぞや眠っている間に髪の毛が生き物のように動いてつる植物のようにベットに絡んでいたりしていした。(冗談です)

高校以降は伸ばし放題。床屋に行く時は、さすがに自分でもうっとうしいなと思った時だった。また私には髪を切った翌日の日は嫌なことが起こるというジンクスがあり、それもあって床屋には、なるべく行きたくなかった。

天然パーマなので伸ばすと放射状に伸び、天然アフロになる。入社後もこれは変わらなかった。今でも床屋に行けと誰も言われなければ、多分、うっとうしくなるまで、ほったらかしだろう。

ある日の土曜、寮で寝ていると、父が寮までやって来た。近くのファミレスに連れていくと、父は「髪を切れ」と言った。そんなことを言いに来たのかと思ったが、しょうがない。私はその足で床屋に行った。ほどなくして父が他界した。職場の年かさの人から、親父さんはおまえの髪の心配をしてなくなったんだ、とからかわれた。

今では白髪頭だ。前髪の一部分だけ特に白髪になっていて、まるでブラックジャックのような頭だ。”おひとりさま”になったら金髪か真っ赤に染めてやろうかと思っている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする