続・黒柴ひめちゃんの葛塚村だよりⅢ

上野国山上・葛塚城堀之内に住んでます。ひめちゃんとおかあさんの見て歩きです。時には遠くにも出かけます。

歌枕浮島参道

2024-10-08 16:04:28 | みちのく紀行

雨の朝です

ひめちゃんとタバサねーちゃんは、僅かの雨止みにそこらまでのお散歩です。

こんな日は、獅子くんの笑顔がほしいなあ

 

7年間養子に行っていた獅子丸は、2019年の6月、実家に帰りました。

実のママ・七海もまだ健在で、すぐに実家の生活に溶け込みました

過酷な環境にもめげず、明るく元気に育ってくれた獅子くんでした

犬は人間が考える以上に、記憶と思考を持ってます。

獅子くん、笑顔をありがとう

 

 

 

(9月24日)

浮嶋神社に参拝です。

 

いつもだと社殿の後ろを覗くのですけど、この日は何故か右側が気になりました。

歌枕浮島 参道ですって

こちらは、普通の「島」を使ってます。

さっきまで、「嶋」にこだわっていたのに

 

 

最初の歌は山口女王(やまぐちのおおきみ)の

塩竈の前に浮きたる浮島の憂きて思ひのある世なりけり

「浮は憂き」で、恋が思うように行かないのでしょう

彼女は万葉集の時代の人ですけれど、万葉時代には注目されませんでした。

平安時代になって彼女の歌が好まれるようになったと言うことです。

この歌を送った相手は、中納言・大伴家持とされています。

家持は、晩年多賀城に赴任していて多賀城で亡くなったという説もあります。

小野小町の歌もあります。

 

芭蕉さんもいる

芭蕉は歌枕・浮島にやって来たのです。

歌枕、末の松山・沖の石は行った事あります

 

まだまだ、浮島を詠み込んだ歌が続きます。

 

    

みなさん、訪れた事のない陸奥国・浮島をそれぞれのイメージで詠んだのです。

 

参道終点の先には、公民館と駐車場です。

Uターンして戻ります。

せっかくここまでしたのなら、御朱印とか一首詠んで投稿しましょうの呼びかけとかがほしいなあ

鮮やかな本殿が望めます

 

歌枕浮島参道、終点で気がつきました

榧(かや)の木です

 

実がなってます。

もうじき完熟です

この状態の榧の実に出会えたのは初めてです。

 

 

拝殿前でもう一度、一礼です

 

 

参道の階段、気を付けてゆっくり降ります。

さっき気づかなかったけれど、ここにも榧の木です

 

 

さて、国府多賀城駅に戻りましょう。

こんなちゃんとした駅なのに、昼間は無人駅のようです

最初に来た時は確か人がいたと思います

 

ほどなく仙台行きの電車が来ました。

仙台駅で無事コインロッカーから荷物を取り出します

仙台のホテルでチェックインです。

いつも泊まってるホテルなので、迷うことなく到着です

初めての14階の部屋です。

あれ、エレベーターには13階がない

 

(つづく)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 歌枕・浮嶋の浮嶋神社 | トップ | 四ッ谷用水とX橋の記憶 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

みちのく紀行」カテゴリの最新記事