ひめちゃんは、赤柴の老犬・プーちゃんの前を通って、堀之内を北に出ます。
プーちゃんは立ち上がって何やら言っています
おはよう
でも、ひめちゃんは完全にシカトで通過です
少し行って振り向くと、後から来てるはずのタバサねーちゃんの姿がありません
プーちゃんにご挨拶してるようです
ひめちゃんは、高縄の集会所を廻って帰ります。
今朝は、いつもより、一本西の道に入ります。
あの橋の向こうには、サクランボの花が満開です。
行こうよ
アタチは、気が進みませんでふ
昔、みんなでよく通った道を下ります。
あれ、桜の木はメチャ切られてる
振り返って別の方向からも、やっぱメチャ切られてる
獅子くんも一緒に、みんなで楽しくここを歩いたのにね
アーカイブで、獅子くんも一緒に思い出してね
そういえば、今日からお彼岸だね
2019年の4月の思い出だよ
5年前だね
その後も、みんなでよく通りました。
最近は、通ってなかったね
突然、君が逝ってしまってからもう2年と3ヶ月経ってしまったね
ひめちゃんは、今朝は何故か、元獅子丸家(獅子丸が7年間養子に行っていた家)の方に曲がったよ
大きな椿の木があったんだね。
君は、母屋から離れたバラックに、いつも一人置かれていた
ある時から、高齢のお父さんが足をケガしたとか、実家のみんなでお迎えに行って一緒にお散歩していたね
その内に、お散歩から帰って「ただいま」と大きな声で言っても、反応がなくなった
もう帰ってくるなとでも言うように
おかあさんはいたたまれずに、「実家でしばらく預かります。足が治ったら、お迎えに来て下さい」の置き手紙を残して、君を連れ帰った。
その後、養家のお父さんがやって来て、ののこねーちゃんのサークル前にしゃがみ込んで、何やら話し込んだ
隣のサークルの君には、一瞥もなかった
君も「ボクはこっちだよ」とも言わなかった
その様子は、居間のガラス戸からよーく見えた。
彼は7年も一緒に暮らした子が、どの子か分からなかったのだ
もう一つ、衝撃的なことがあった。
君は食事をもらうときに顔を背けた
多分、食事を見せて、殴られていたのだろう
なんという卑劣な行為だろう
実家ではそんなことはなく、君もまもなく普通に配られた食事を食べるようになった
過酷な環境なのに、君は素直な明るい子に育ってくれた
あの家に君を養子に出して、ごめんね。
7年もたってしまっていたけれど、君を救出できてよかった
今、あの家は、ガーデニングにはまっているみたいだ
ちょっと違和感があるね。
もう少し自然を生かした方がいいよね。
ムーハウスガーデンは、やっと椿がきれいに咲き出したよ
早めに咲こうとした椿は、みんな霜げてうまく開けなかった。
きれいに咲き始めた、ムーハウスガーデンの椿たちだよ
水仙も咲き始めたよ。
クリスマスローズも古葉切をしたら、背が伸びてきたみたいだよ。
柴犬には、ムーハウスガーデンの方が似合うよね。
獅子くん、ありがとう
また、逢いましょう
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