fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

久しぶりに映画、『ロイヤルナイト』を観た。

2016-06-12 20:33:13 | 映画
今日から夫はまた1週間アメリカに出張。

私は久しぶりに何の予定もない1日。

連日のお出掛けで疲れてはいるけれど、こんなに自由な日は滅多にない事なので

久しぶりに映画を観に行くことにしました。

シネリーブル梅田のHPで観たい映画を探したらローマの休日のイギリス版(?)『ロイヤルナイト』が面白そうだったのでそれに決めました。

10時40分に家を出て11時20分着

休日の方が観に来る人が多いのか、ロビーは割と人がたくさんでした。

本編はもちろんですが、予告も楽しみ、予告を見て観たくなってしまう映画もあります。

 

さて、ロイヤルナイト、後味爽やかなとってもいい映画でした。

〈あらすじ〉

1945年5月8日、ドイツとの戦争に終止符が打たれたロンドンでは、人々が戦勝記念日を祝っていた。
この機会を逃せば二度とチャンスはないと察した19歳のエリザベス王女(サラ・ガドン)は、
父親の国王ジョージ6世(ルパート・エヴェレット)に対して宮殿の外に出たいと懇願する。
何とか許可をもらえた彼女は、妹マーガレット(ベル・パウリー)と共にオシャレしてお忍びでホテルに向かうと……。

これは実話を基に作られた映画と言う事で、実際エリザベス女王は、戦争が終結した日に本当にお忍びで外出されて楽しまれたと言う事です。

映画はもちろんかなり脚色されているのですが
反戦のスパイスをピリッと効かせた、くすっと笑えてホロリと泣ける上質のドラマとなっていました。

何といってもエリザベス女王を演じている・サラ.ガドンがエレガントで美しくて一目見たら好きにならずにはいられません。

日がな一日、皇室の行事に追われているエリザベスとマーガレットはまるで囚われの身のよう

2人が外に出てみたくなる気持ちも分かります。


折角外に出られたのに、結局は、やんちゃな妹姫マーガレットの行方を追いかける羽目に陥ったエリザベスは

偶然知り合った軍人ジャックに助けてもらって実に様々な体験をします。

終戦の日、民衆は踊りお酒を飲みやっと戦いが終わったことを体中で喜んでいます、それを目の当たりにしてエリザベスが静かに感動する場面があります。

それが観ている私達にも伝わってきて深く感動しました。


酒場では、自分の父親である国王の戦争終結の演説を聞きます。

国王万歳、と叫ぶ人々の中、ジャックだけは、悲惨な戦争を始めた国王に対し批判的な対応を見せます。

愛する父親を擁護するエリザベスですが、ジャックと共に過ごす間に戦争の悲惨さや人々の不平等を次第に理解していくのです。


心配する姉をよそ眼にやんちゃな限りを尽くすマーガレット姫も中々チャーミング。

最後に兵舎でダンスをする妹をやっと見つけたエリザベス。

安堵して妹と楽しそうにダンスを踊る場面には、私達もホッとして心がウキウキしました。

そして、ジャックが捕まりそうになる場面で、「私はプリンセスエリザベスです。」と威厳をもって言うシーンがあるのですが

水戸黄門の葵の御紋じゃないけれど、とっても痛快!

周りは慌てて男性は敬礼、女性はお辞儀。


もちろん最後には、ジャックとの別れが

2人の淡い恋に胸が少し痛くなりましたが。

本当に爽やかな佳作、ダンスシーンで流れるジャズも素敵でした。

平等な世の中を作るべく道を進む女王様に乾杯!











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