fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

美しい東京都庭園美術館で開かれている『キスリング展』を観てきた。

2019-06-09 11:06:11 | 美術・芸術・絵画教室
娘宅へ2泊3日で行ったついでに、白金台にある東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)にて開かれている『キスリング展』を観てきました。

キスリングが見たいと思ったきっかけは、朝日新聞の夕刊に載っていた〈サン=トロペでの昼寝(キスリングとルネ)〉の記事を目にしたからでした。



何て鮮やかで美しい色彩、そして木漏れ日の中で寛ぐ幸せそうな二人の様子に心が弾み、記事に載っていた作品展に行きたい!と思ったのでした。


ポーランド生まれのユダヤ人であるキスリング(1891年~1953年)は、19歳でパリに出てピカソやブラック、モディリアーニらと親交を結んで

お互いに切磋琢磨しながら創作に励んだそうです。(朝日新聞からの抜粋です)


キスリングは、作品を発表した当初からすぐに評価を得て、生涯経済的な困窮はなかったらしいです。

この絵の中の男性はもちろんキスリング自身、そしてテーブルで寛ぐ女性は後に結婚することになった恋人のルネ

芸術家と言えば、奔放な女性関係というイメージがありますが、キスリングとルネは生涯仲良く添い遂げたそう。

そう思うとこの絵がますます永遠の輝きを持って心に焼き付くような気がします。

キスリングはまた性格も穏やかで周囲の皆から慕われていたと言う事です。


キスリングの絵ももちろん素晴らしいものでしたが、旧朝香宮邸であった東京都庭園美術館の館内とその庭の美しい事、、

このような美しい美術館で最高の芸術に触れることが出来て、言葉に出来ないくらいの幸せな心地がしました。


カメラが許されていた旧朝香宮邸の部屋の写真からどうぞ。















↑アールデコ調の主要な室の内装基本設計はフランスのインテリアデザイナー、アンリ・ラパンが担当、正面玄関にある女神像のガラスレリーフや大客室のシャンデリアなど(写真は×でした)
はフランスの宝飾デザイナーでガラス工芸家でもあったルネ・ラリックだそう。

アールヌーボーよりはシンプルで、でも格調高い内装と大好きなラリックのレリーフやシャンデリアが本当にステキでした。

カメラが許されていない場所でもっと美しい所がたくさんありました、たまにコンサートなども開かれているようです、皆様、是非お訪ねください。


↓新館



ガラスが雨だれのような風になっていたので館内から外を見ると面白い風景に見えました。







残念ながら時間がなかったのでお庭をゆっくり見ることが出来ませんでした、またいつか訪れることが出来たら、と思います。

次回は、キスリングの絵の画像をと思っています。

東京都庭園美術館Wikipedia



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする