また、暑い日が続きそうです((+_+))
それはそれであ~という気持ちになってしまいますね。
さて、24日、映画を観た日は、曇り空で気温も30度くらいだったでしょうか。
上映時間が12時10分と言う中途半端な時間だったので
始まる前に映画館でホットドッグとコーラを買って映画館があるノースゲートビルの屋上で食べました。
屋上は風も吹いていて屋外でも程よい気温が気持ち良かったです。
屋上から見た風景
先日買った麻の青いパンツを履いていきました。
それでは、映画〈summer of 85〉の簡単な感想を書きたいと思います。
(あらすじ)
16歳のアレックス(フェリックス・ルフェーヴル)はヨットに乗り単独で沖に出るものの、
嵐に遭遇して転覆してしまう。
18歳のダヴィド(バンジャマン・ヴォワザン)が彼を助けたことから二人は距離を縮めていき、
次第に恋愛感情が芽生える。
アレックスは初めて恋を知り、二人は互いに深い絆で結ばれるが、
奔放なダヴィドのケイト(女性)との一夜のアバンチュールから二人は喧嘩をし
走り去ったアレックスの後を追いかけようとしたダヴィドの不慮の事故によって恋は突然終わりを告げる。
フランソワ.オゾンは長く愛してきたエイダン・チェンバーズの小説「おれの墓で踊れ」を原作にこの映画を作ったと言う事です。
小説は読んでいないのですが、ダヴィドがアレックスに「もし、俺が死んだら墓の上で踊る約束をしてくれ」
とアレックスに迫る場面はなかなか鬼気迫るものがありました。
父親を数年前に失くしたダヴィドには、死と言うものが身近であったし、また死を予感していたのかもしれません。
フランソワ.オゾン監督の作品を見るといつも感じることですが
万華鏡のように様々な模様が見える映画でした。
切ないけど滑稽でもあるし
哀しいけどコワくもあるし
美しいけれど醜くもある
愛するダヴィドと一時的にでも関係を持ったケイト
本来ならばアレックスはケイトを憎むと言う感情を持ってしかりなのに
ダヴィドを失った後、ケイトと話しているときが一番安らぐと思うようになります。
この関係は、同じ監督の映画〈彼は秘密の女友達〉の中のローラとダヴィッドの関係と似ている、と感じました。
オゾン監督の作品は、まだ4作品しか見ていませんが
ラストにいつも希望がほの見えるような作りになっています。
でも、この作品に関してはその部分に少し不満が残りました。
アレックス役のフェリックス.ルフェーブル
ダヴィド役のバンジャマン.ヴォワザン
共にオーディションで役が決まったそうです。
1985年、フランスの夏の海、ノスタルジックで開放的なシーンが心地よかったです。
ケイトに興味を持つダヴィド
アレックスは荷物を持たされて
「僕を古い靴下のように扱ったじゃないか」とダヴィドを責める。
「僕は自由でいたい、君だけの物じゃないんだ、君といるのに飽きたんだ」と言うダヴィデの頬には何故だろう一筋の涙が
〈追記〉
さて、アレックスが危険を冒してダビィドの墓で踊るシーン、このシーンの出来で映画の良し悪しが別れるくらいの重要な場面。
ちょっと緊張して観ました。
上々とまではいかないけど、かなり良かった。
演じるの難しかったと思います。