fernhaven rd.

狭いベランダで育てているバラのこと、趣味のこと、トールペイントのことなどなんてことない毎日を書いていきます。

垣谷美雨〈農ガール、農ライフ〉を読みました。

2022-07-01 15:09:00 | 読書
今日も暑い💦
東京から戻ってすぐなので疲れていましたが、
今日はかかりつけ医の先生に胃薬をいただきに行ってきました。
 
先生は女医さんで、先生に出会ってからかかりつけ医はやっぱり女性がいい、と実感しています。
雑談、例えば娘宅に手伝いに行った話などをしたら
すごく共感してくださいます。
女性同士なので色々な事をよく分かってくださって
私はとても感謝しています。
 
申し訳ないですが、男性には特に私達と同世代の男性には絶対に分かってもらえない事が生活の面などで多々あります。
こんな事、男性医師には話せない
聞いてもきっと頭の中は???だらけ
 
先生は、おっちょこちょいと言うかトンチンカンと言うかこの前も
「この薬を5錠出したください」
と、お願いしたのに
処方箋には〈1錠〉と書いてあって
薬剤師さんに
「1錠で、大丈夫なんですか?」と聞かれました。
ダメですけど仕方がないです。
なんとか1錠で乗り切りました。
 
今回はキチンと処方箋を書いていただいて
薬局でお薬を出してもらって
夕飯の買い物をして、昼食を食べて
昼からダラーっと寝転んで
新幹線の中で読んでいた〈農ガール、農ライフ〉垣谷美雨
さんの本の続きを読みました。
 
(あらすじ)
水沢久美子は派遣切りに遭った日、同棲相手から突然「結婚したい人がいるから出ていってくれ」と告げられる。仕事も家も彼氏も失った三十二歳の春。失意のどん底にいたとき偶然目にした「農業女子特集」というTV番組に釘付けになる。「農業だ!」運命を感じた久美子は早速、田舎に引っ越し農業大学へ入学することを決意。明るい農村ライフが待っていると信じていたが…!?
 
主人公の水沢久美子は両親がすでに他界していて
頼る人が誰もいない。
そこが本当に本当に大変そうでした。
保証人がいない、それがこんなに大変とは。
家を借りることすらままならない
 
正社員にもなれそうにないし、農業と思ったはいいけど
農地を貸して貰うのも一苦労
空いてる農地はたくさんあるのに、誰とも分からないものに先祖代々の土地を貸すなんてとんでもない。
やっと何とか農地を借りることが出来ても
今度は販売に苦労する、、そして値段の安さに
生きていくことの大変さがイヤと言うほど書いてあります。
もちろん垣谷さんの本なので、最後は希望に満ちたラストなのですが
主人公だけでなく小説に出てくる女性が皆、生きていくのに必死です。
 
こんな本を読むと、お気楽な自分がちょっとイヤになります。
夢見る夢子の私がこんなに普通の人生を歩めたなんて
これはもう運が良かった、或いは神様の思し召し以外に考えられません。
 
手に職もない私、運良く結婚出来たから
そして、夫が健康で事故にも遭わずに元気でいてくれたから生きていけていますが
 
例えば、夫が早くに亡くなっていたりしたら
子供3人抱えてどうなっていたのか
考えただけでおそろしいです。
 
とにかく垣谷さんの本
今回も読む手が止まりませんでした。
農業の他にも色々な世界を垣間見ることが出来ました。
おススメです。
 


 
 

 


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