朝日新聞で、美術評論家.加藤義夫さんの評論を読んで
どうしても山口薫の絵が観たくなって
京都の友達を誘って観に行った。
ー強烈な個性を見せつけるわけでもなく、奇をてらうわけでもない。
身の回りの物をや事柄をささやかに詩的に描いてきた、昭和の時代の空気をまとった画家と言えるだろう。ー
山口薫の絵はどれも、加藤義夫さんが書かれた通り、
身近なモチーフが詩情溢れるどこかしら懐かしさが感じられる表現で描かれてあった。
中でも私が一番心引かれたのは、
『ある時ある日白い雨』
ネットの中の画像では伝えきれないので
また加藤さんの評を、写します。
ー北海道.網走のオホーツクの流氷を取材した作品。
白色に包まれた遠く果てしない風景は、最果ての地に押し寄せる流氷の詩だろうか。
作者の思いを秘めた画面から聞こえるささやきに、思わず脚が止まる。ー
白い雨に何もかもが塗り込められたような情景が思い浮かぶ。
私の中にある何かと深く共鳴した。
素描の中では、『二つの灰皿』がよかった。
側にあった灰皿をさっと描いたふうなのに、美しくもあり楽しくもあり悲しくもある。
何必館の館長である梶川芳友さんが、山口薫さんに対する思いを書いている文章が素晴らしいので
是非リンク先にて読んでみてください。
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二つの灰皿の絵葉書
どうしても山口薫の絵が観たくなって
京都の友達を誘って観に行った。
ー強烈な個性を見せつけるわけでもなく、奇をてらうわけでもない。
身の回りの物をや事柄をささやかに詩的に描いてきた、昭和の時代の空気をまとった画家と言えるだろう。ー
山口薫の絵はどれも、加藤義夫さんが書かれた通り、
身近なモチーフが詩情溢れるどこかしら懐かしさが感じられる表現で描かれてあった。
中でも私が一番心引かれたのは、
『ある時ある日白い雨』
ネットの中の画像では伝えきれないので
また加藤さんの評を、写します。
ー北海道.網走のオホーツクの流氷を取材した作品。
白色に包まれた遠く果てしない風景は、最果ての地に押し寄せる流氷の詩だろうか。
作者の思いを秘めた画面から聞こえるささやきに、思わず脚が止まる。ー
白い雨に何もかもが塗り込められたような情景が思い浮かぶ。
私の中にある何かと深く共鳴した。
素描の中では、『二つの灰皿』がよかった。
側にあった灰皿をさっと描いたふうなのに、美しくもあり楽しくもあり悲しくもある。
何必館の館長である梶川芳友さんが、山口薫さんに対する思いを書いている文章が素晴らしいので
是非リンク先にて読んでみてください。

二つの灰皿の絵葉書