デニッシュペストリー、クロワッサンのバター折込作業
ベーカリーの花、デニッシュペストリー、冷凍生地を仕入れるのではなく、店頭に並ぶ商品を思い浮かべながら、自身でロールインを行う。こんな楽しい作業は他に無いであろう。
最近はデンマークタイプより、アメリカンタイプが好まれ、軽くソフトな生地が主流になっている。ただ、風味の良さ、口溶けの良さはバターの質と折り込む量で決まる。もちろん生地配合と発酵法に左右されるが。
3月よりクロワッサンに使用するバターを、高千穂発酵バターに変更した。フランス産バターに比べると香りは弱いが、口溶けは普通入手できる国産(発酵)バターの中では最高であろうと思っている。変更後クロワッサンの販売個数が増加している。高価なバターなので売価も上げさして頂いたが、それでも増える。
昨今の材料高騰、中でもバターと胡桃が高い。其の中で如何お客様に喜んで頂ける商品を作るか?納得して頂ける売価設定と品質。
スクラッチベーカリーの楽しみ、もう一つ。天然酵母の管理が上手くいって、素晴らしいバゲット、食パン、ミッシュブロートが焼きあがったとき。
お客様から、とても美味しかった、との言葉を頂いたとき。