Pains パリの味

パン屋、ベーカリー作りを応援します。

ベーカーテクノサービス

ベーカリーコンサルティング

2014-05-06 16:44:49 | Weblog



コンサルとして売上改善策の伝授、商品開発、製法開発とそれに伴う工程改善など現場で行う仕事は多々あります。これを社長自ら聞いてくれるものと思って早朝より指導を始めます。時には天然酵母を持参し、商品作りと工程改善を先に行い、後で天然酵母の起こし方、管理の仕方など指導します。しかし、2代目の馬鹿社長は(全てではないが)9時ころ顔を出して直ぐ居なくなる。夕方5時ころ再び顔を出す。どうもご苦労様。ご苦労様ではない。先ず日本語から間違っている。コンサルを読んでおきながら、それもはるかに年上の人間には「、ご苦労様」ではなく、「お疲れ様でした。有難うございました。」であるはず。
 10人そこらの従業員を擁する社長が何故現場に居ないのか。何故現場で先頭にたって働かないのか。お前が出来ないことを代わりに現場の従業員に伝授していることすら、理解していない。
 従業員は社長が現場で汗を流して働いている姿を見れば、会社への思いも、仕事への意欲も沸き起ころうが、現場は従業員に押し付け、挙句の果てに売上が悪いとでも告げれば、従業員の気持ちは、どうなるか。こんな会社からの依頼が数多くあることに失望しながらも、従業員の為に会社を救わなければ、この一念で辞められずに居ます。

この仕事の苦労は、馬鹿社長をどう叩き直すか、此処にあります。苦労知らずの2代目、3代目は人の心を察する、思いやる、など全く不得手で、従業員に仕事を押し付け、責任も押し付け、売上が悪いのはお前たちの働きが悪いからだと、朝礼で告げて、何処へやら。

勘違い社長はと言うと、東京へ、大阪へ、講習会や若い経営者を対象の道場へ参加している。そして、その成果は現場に反映出来ずまま回数を重ねる。何の為の出張なのか分からず、ますます従業員は社長が信用できなくなり、気持ちが離れ、いずれは去って行く貴重な従業員たち。技術を持った優れた従業員から背を向け去ってゆく。残念ですが。

去ってゆく人、これが大変重要な人が多い。従業員もお客様も。

社長の行動、在るべき姿を説くが、分からず仕舞い。気が付くのは会社がポシャッテからでは遅い。

ベーカリーの社長は汗にまみれ、粉にまみれ、先頭に立って働いて、初めて従業員がついてくる。

最新の画像もっと見る