奈良散策 第5弾
2月10日の朝、例によって散歩に出かけました。いつものように佐保川にかかる橋を渡ると、「稗田環濠集落」の標識があったので、ぶらぶらとその方角へ歩いていきました。
家を出たのはちょうど夜明けのときでした。
佐保川に着いて、「稗田環濠集落」の標識に従って歩いていくと、濠が見え始めました。「稗田環濠及び集落」の標識が建っているのでここがそうなのでしょう。
ぐるっと周囲を1/4周ほど歩くと、橋が出てきて、そこにまた「稗田環濠及び集落」の標識がありました。
ここから環濠の中に入り、端まで歩くと、再び、お濠が出てきました。周りがぐるっと濠で囲まれているので、環濠というのですね。ということで、環濠についてまったく知識がなかったので、こんな写真だけを撮ってきました。
(Google Mapより転載)
家に戻ってからGoogle Mapで調べてみると、こんな風に濠で囲まれた集落でした。奈良県の説明によると、濠に囲まれているのは、「中世争乱の世に自衛を図り、水利の便も兼ねていた」ということです。堀は深さ2~3m、幅10m内外だそうです。もう少し詳しく書かれた、大和郡山市教育委員会 1992 『大和郡山市埋蔵文化財発掘調査報告書3:稗田環濠』という資料も見つかりました。環濠自体は古くは弥生時代からあったのですが、稗田環濠集落が現在のような形状になったのは15世紀ころだったようです。戦国時代には実際ここが攻められたこともあり、城砦的な意味もあったそうです。とにかく、もう一度見に行く必要がありますね。なお、稗田は古事記の編纂者の稗田阿礼の出身地と推定されているそうです。
環濠集落から戻り、佐保川と並行して流れている地蔵院川で鳥探しをしました。最初はモズです。
それからイソシギでした。
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