奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

午後の散策 住宅地で植物探し

2024-10-16 20:31:13 | 奈良散策
奈良散策 第1310弾


9月29日は午後から散歩に出かけました。ついでだから、普段、植物調べをしない住宅地で植物探しをしてみました。



最初にウラナミシジミを見つけました。







これはクルマバザクロソウ。道端に生えていました。





目立たない草ですが、クワクサです。





ビルの入り口にある花壇にはヒメマツバボタンでいっぱいになっていました。





これはエノキグサです。葉の基部にあるのは若い痩果です。







コニシキソウらしき草には地面を這うタイプとせりあがってくるタイプがあり、この間から気になっていました。この写真はせりあがっているものですが、「野に咲く花」や「帰化&外来植物950種」を見ると、子房を見ると分かるようです。花を拡大してみると、子房には白い寝た毛が密生しています。これはコニシキソウの特徴です。ということで、せりあがっているものもコニシキソウのようです。





また、ウラナミシジミがいました。多いですね。







こちらは地面を這うタイプのコニシキソウです。拡大してみると、先ほどと同じで、子房に白い寝た毛が密生していました。

万葉文化館で南無天踊り見物

2024-10-15 21:03:59 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第1309弾


9月28日は明日香にある万葉文化館に行きました。実は、第4土曜日の13時半から万葉文化館正面広場で、南無天(なもで)踊りという伝統的な雨乞いの踊りが見られるというので行ってみたのです。万葉文化館は藤原宮跡の横を通り、橿原市昆虫館を通り過ぎ、明日香の入り口のところにある奈良県立の建物です。大和郡山から車で行くと、1時間ほどかかります。



万葉文化館の前に無料の広い駐車場があるので、そこに車を止めました。そこから万葉文化館の入り口を見たところです。



中に入ると、南無天踊りの案内がありました。



そして、万葉文化館の建物です。中へは無料で入れて撮影も禁止されていなかったのですが、ホームページを見ると、撮影の許可申請が必要なことが書かれていました。たぶん、個人的な目的には構わないと思うのですが、とりあえず、内部の写真を載せるのはやめておきます。万葉文化館は飛鳥池を埋め立てて建てられたのですが、飛鳥池の発掘から、日本で一番古い富本銭の鋳造場所が発見されたので、有名になったところです。





建物の正面広場に踊りの準備ができていました。





そして、13時半から踊りが始まりました。



初めに明日香村伝承芸能保存会の方の挨拶がありました。



大きな太鼓が置いてあります。







踊りは第1部から第5部に分かれていて、第1部は「皇極天皇が天に雨を乞う」というものです。この雨乞いの踊りは、飛鳥時代に皇極天皇が明日香の地で雨乞いをしたことが始まりとされています。従って、第1部の踊りは皇極天皇が雨乞いをする姿を表したもののようです。











第2部は「旱(ひでり)に苦しむ民が野良着で雨を乞う」という踊りです。藁で作られた龍が出てきて面白い踊りです。





第3部は「神仏への願いが通じ国原に大雨が降る」というものです。







そして、第4部と第5部は「大雨が降り、喜ぶ群衆のお礼の踊りが乱舞する」というものでした。



踊りは20分ほどで終わり、最後の挨拶になりました。



踊りを見終わったので、駐車場の周りにある建物に行ってみました。ここは土産物店です。



その隣に、明日香民俗資料館がありました。





中に入ると、江戸時代に奉納された「なもで踊り」の絵が飾られていました。昔は盛大に行われていたようです。









1階は軽食を食べるところになっていて、2階が民俗資料館になっていました。いろいろ古いものが置かれていました。縄は奥飛鳥の稲淵と栢森で飛鳥川をまたいで行われる綱掛神事に用いられるものだそうです。

早朝の散歩 ヒガンバナ

2024-10-14 20:42:47 | 奈良散策
奈良散策 第1308弾


9月28日早朝の散歩のときに撮った写真です。この日は金魚池周辺を歩きました。



広告塔の上にコサギが止まっていました。



これはたぶん、ナガコガネグモ





ヒシの花は清楚でいいですね。



ウスバキトンボはホバリングするので、何とか写すことができました。







フヨウの花。



セイタカアワダチソウの花はもう少しで咲きます。



これはホシアサガオ





ヒガンバナがちょうど見頃でした。それでも、まだ、こんなにつぼみがあります。





ヨモギの地味な花が咲き始めました。





また、ヒガンバナです。



壁に止まっていました。たぶん、ウチジロマイマイ



最後はマルバルコウでした。

午前中の散歩 稗田町 続き

2024-10-13 20:15:37 | 奈良散策
奈良散策 第1307弾


9月25日は、午前中に、大和郡山市の稗田町周辺を歩きました。そのとき撮った写真の続きです。





歩いていると、稗田環濠に着きました。こんなお濠が住宅地を取り巻いています。お濠自体は弥生時代くらいからあったようですが、こんな立派な形になったのは戦国時代で、城砦的な役割をしていたそうです。



ヒガンバナが咲いていました。





これはクルマバザクロソウ。帰化植物です。



キバナコスモスも満開です。





これはケイトウ。ケイトウにも種類があると思うのですが、よく分かりません。



これはノカンゾウだと思っていたのですが、Googleレンズで調べてみると、ノカンゾウのほか、アキノワスレグサ、クワンソウという名前も出てきました。ネットで学名を見てみると、ノカンゾウはHemerocallis fulva var. disticha、アキノワスレグサはH. f. var. sempervirensで、クワンソウはアキノワスレグサの別名のようです。ところで、「野に咲く花」を見ると、ノカンゾウはH. longitubaという名前で出ていました。Catalogue of Lifeで調べると、Hemerocallis fulva var. distichaはH. distichaのシノニムで、H. f. var. sempervirensはH. sempervirensとなっていて、H. longitubaも出ていました。いずれにしてもこれら3種は別種ということのようです。よく分かりませんね。





これはハナアロエ





センニチコウ



そして、また、ヒガンバナです。









この日は裏口から賣太(めた)神社に入りました。これは拝殿です。賣太神社は平安時代に書かれた延喜式神名帳にも載っている古い神社です。主祭神は稗田阿礼となっています。ただ、古い文書を調べてみると、明治12年の神社明細帳には稗田阿礼になっていますが、それ以前の江戸時代には賣太を「ひめた」と読ませて、比賣陀氏の祖である第十代開化天皇のひ孫菟上王が祀られているのではと書かれている書もありました。



境内でにょきっと出ていました。何でしょうね。(追記2024/10/26:メールで白いヒガンバナかもいうコメントをいただきました。それで、17日にもう一度見に行ってきました。その場所には枯れたヒガンバナがありました。赤くなかったので、おそらく白いヒガンバナだったのかもしれません。コメント、どうも有難うございました



これはヤブランです。







入り口にある鳥居をくぐって帰りました。

早朝と午前中の散歩 稗田町

2024-10-12 21:34:20 | 奈良散策
奈良散策 第1306弾


9月25日早朝は散歩に出る時間が遅くなり、あまり歩くことができませんでした。それで、午前中に家族を連れてもう一度行きました。この日は稗田町を歩いたのですが、そのときに撮った写真です。





最初はツルマメの花です。こんな実もできていました。





そして、ヤマトシジミ







これがよく分かりません。Googleレンズでも見たのですが、どうもぴったりくるものがありません。でも、イネ科ウシノシッペイ属だろうと思っています。(追記2024/10/26:13日に採集して調べてみました。おそらく、東南アジア原産のチャボウシノシッペイらしいことが分かりました。顕微鏡写真を撮ったので、また、今度出すことにします





これはヨモギの花。



最後はキクヅキコモリグモでした。




ここからは午前中の散歩のときに撮った写真です。最初はマンションの廊下で見つけたオンブバッタです。



以前、ムラサキイネが植えてあった田んぼに行ってみました。ムラサキイネの横の稲には名札がついていました。「ハツシモ」という岐阜県美濃地方のコメのようです。







これはクコです。赤い実がなっていますが、一方では花が咲いています。





これはインゲンマメのようです。

雑談)今までに出してきた写真を選んで「大和郡山の鳥」というようにまとめてブログに出そうと考えています。これまで入力してきたデータベースを使おうと思っているのですが、多くの写真から適当な写真を選ばないといけません。それで、データベースに載せた画像ファイルのURLを使って、一旦、パソコンに画像ファイルをダウンロードし、今度はEXCEL上にその画像を表示するVBAプログラムを作ってみました。目的とする和名や学名をクリックして、プログラムをスタートすると、その行にあるURLを使って画像を表示することができます。別に、次の行か、前の行に移動して同じ動作をするプログラムを作っておき、EXCEL上に「+1」「画像表示」「-1」と書いたボタンを置いて、ボタンを押すことで次々と画像を見ることができるようにしました。意外に便利です。