没後に編集されたエッセイ集。71編収録。
書かれてある内容は幅広く読むたびに引き込まれる。周辺の人物に対する暖かな愛が感じられる文章は、読んでいて心が洗われるような感覚があります。1日に一編、いや、2,3日に一編ほどの割合で(つまり、トイレに座ったときに)読み進めていきました。そして一年くらいかけてようやく読み終わりました。今は読み終わってしまったことがさみしいです。
書かれてある内容は幅広く読むたびに引き込まれる。周辺の人物に対する暖かな愛が感じられる文章は、読んでいて心が洗われるような感覚があります。1日に一編、いや、2,3日に一編ほどの割合で(つまり、トイレに座ったときに)読み進めていきました。そして一年くらいかけてようやく読み終わりました。今は読み終わってしまったことがさみしいです。
水の前に浮かぶ。
ベンチにひとり座り。
考えている。
月が出て。
月が消えるのは。
いつだろう。
500回ほど。
考えてみる。
待つともなく。
待っている。
その時を?
その人を?
思い出すともなく。
想い出している。
そしてひとり。
悦んでいる。
ベンチにひとり座り。
考えている。
月が出て。
月が消えるのは。
いつだろう。
500回ほど。
考えてみる。
待つともなく。
待っている。
その時を?
その人を?
思い出すともなく。
想い出している。
そしてひとり。
悦んでいる。