写真家であり冒険家でもある石川直樹がアマチュア熱気球冒険家、神田道夫とともに過ごした4年半を綴ったノンフィクション。気球に乗り空の彼方へ消えていった神田道夫の物語を読んでいる途中に、『グラン・ブルー』のジャック・マイヨールを思い出してしまった。
「世の中の多くの人が、自分の中から湧き上がる何かを抑えて、したたかに、そして死んだように生きざるをえない中で、冒険家は、生きるべくして死ぬ道を選ぶ。」
ああ、そうありたい。
「世の中の多くの人が、自分の中から湧き上がる何かを抑えて、したたかに、そして死んだように生きざるをえない中で、冒険家は、生きるべくして死ぬ道を選ぶ。」
ああ、そうありたい。
雲に隠れていても。
雨に隠れていても。
風で霞んでも。
月はいる空に。
三日月の夜も。
半月の夜も。
新月の夜も。
見えなくても。
月は丸い空で。
離れていても。
すぐ傍にいる。
この世界で。
あの世界で。
雨に隠れていても。
風で霞んでも。
月はいる空に。
三日月の夜も。
半月の夜も。
新月の夜も。
見えなくても。
月は丸い空で。
離れていても。
すぐ傍にいる。
この世界で。
あの世界で。