今日は何色?

保護猫、ななも7歳。
大人になり落ち着いてきましたけど、まだまだ遊ぶの大好きです。

Le Musee De H

2009-08-18 13:54:12 | スイートなお菓子(洋菓子)
和倉温泉に何があるかと言うと、パティシエ辻口博啓さんのお店があります。



こちらは店舗兼辻口さんの美術館と漆工芸家、角偉三郎さんの美術館があります。

カフェはものすごい行列ができていました。たまたまだったのかもしれませんが、家族連れがおおく6人とか8人というご家族と同じ時間になってしまったので30分ほどでしょうか、待つことに。
その間にケーキを選んだのですが、選んだ後に違うケーキが出てきたりしてちょっとショック・・・。でも、選んだ直後にもうなくなるケーキもあったので、最初に選んでおかないとダメなんですね。

雨細工も飾られています。


やっと席に案内されて、ドリンクを決めます。
こちらのお店、2003年世界バリスタ選手権でゆうしょうしたポール・バセットさんのセレクトしたコーヒーが置いてあります。辻口さんが出店パートナーとなっているからだそうです。

旦那さんが読んだ本にポール・バセットさんのコーヒー記事があって、メニューを見たときすぐに思い出した旦那さん。当然ですが、コーヒーメニューからエスプレッソを飲みやすくしたと言う「ルンゴ」というコーヒーをオーダー。

私は「リベルテ」という加賀棒茶とレモンの香りのマリアージュをオーダー。

ケーキは旦那さんの希望もあって3種類をシェア。

手前・フロマージュクリュ
左奥・ジュレジャポン
右奥・ミュゼ

ジュレジャポン、加賀棒茶のゼリーとグレープフルーツが入ったジュレの2層仕立て。小豆も入っていて和菓子のようなお菓子でした。
フロマージュクリュは、そんなにしつこくないチーズケーキ。写真に少し見えてますがフルーツが入っています。何のフルーツか確認は出来ませんでしたが、パイナップルっぽい味や繊維を感じました。

ミュゼはちょっと期待はずれ。「玄米ビスキュイとレモングラスの香りをショコラムースで包み込みました」とあったのですが、玄米ビスキュとレモングラス、ほとんど感じません。レモングラスはかろうじて分かりましたが、玄米ビスキュイどこ????
ちょっとガッカリ・・・。


ここで業務連絡を1つ。
ナルのママの飼い主Mちゃーん、今度必ず行こうね~

オーダーした紅茶「リベルテ」は意外と美味しかったです。加賀棒茶とレモンってどうなんだろうって思っていたので。家でもやってみようかしら~。
旦那さんの「ルンゴ」は香りがよく、エスプレッソを飲みやすくしたと言ってもそれなりに苦くケーキによく合うと思いました。


目的も達成したのでほんとに帰ることにします。ここから少し一般道を走って富山県に足を踏み入れ、東海北陸道で帰ります。

富山県では高岡市にある道の駅でこんなものを見つけました。


初めてみたのですがこれって全国で売ってるのかしら??

どこかのサービスエリアでは、ちょっとそそられるこのお菓子を購入。


加賀野菜「五郎島金時」を使ったこのお菓子は、その名の通り「いも」。かなり五郎島金時というお芋は甘いのだと思います。お芋そのものを食べている感じでした。
これ、結構お気に入り♪

芋アイスにしてもそうですが、やっぱり女ってさつま芋が好きなんだなあと実感してしまいました。

帰りは旦那さん、ちょっと疲れたらしく一部私が運転しました。
ただねえ、旦那さん。私、夜は運転したことがないのよ。それなのに夕方から運転させるってどういうことよ?
おまけに、愛知県内荒れ狂っていたじゃあないの雷・大雨で
暗いし大雨だし前が見えないし、半初心者にはキツかったですよ。

でもまあ、50キロで走っても誰も文句言わないし、それはそれでよかったのかなあ~。

地震があったり、車輪が落ちたり様々ありましたが、今回の旅行も楽しく終えました。
また、今回は出会った方からお話を聞くことによって、考えることもいろいろありとても勉強になった旅行でもありました。

ここまでお付き合いいただいてありがとうございました。

能登1周

2009-08-18 13:16:35 | Travel(国内編・グルメ)
ふらっとを出て、海岸線をぐるっと走り、輪島へ向かいます。

少し走ると「恋路海岸」というロマンティックな名前の海岸に着きました。
名前はロマンティックですが、どうやら悲恋の伝説が伝えられているそうです。




ここから3キロほど走ると見附島(通称軍艦島)に到着。


奥に見える島が軍艦のように見えるから軍艦島。大きな石で橋が作ってあり、島の近くまで行くことができます。シュノーケルセットを持って歩いていた親子がいたので、きっと島の周りはキレイな海なんだと思います。

縁結びの鐘もありました。

恋愛にしか効果がないようですが、一応ね、いろんな縁に結ばれるよう鐘を鳴らしてきました。

さらに走ると能登半島最北端という「禄剛埼灯台」に到着。到着と言っても車を停めて高台まで登ります。
結構な急斜面を歩くこと10分ほどで灯台に到着。


暑かったけど登った甲斐がありました。写真に撮りませんでしたが、広がる海がとてもキレイ。解放された気持ちになります。

しばらく海を見て、駐車場側お店で一息つくことに。


お勧めの豆乳ソフトをいただきました。
甘さ控えめで豆乳の味が結構濃いソフトクリーム。2人でシェアしたけど豆乳が濃くて途中で飽きてしまいました。
もともと豆乳って飲まなくて、飲むときはスタバのソイラテくらいだった私にとってはちょいときつかったかな。
でも、体にいいことまちがいありません!

時計はお昼を過ぎていたので、持っていたパンフレットを参考にお昼ご飯の場所を決め、再び走り出しました。

その途中、こんな岩に出会いました。


何かの形に見えません?この角度からだとちょっと難しいけど、この岩の名前は「ゴジラ岩」といいます。見ようによってはゴジラに見えるわけで・・・。え?無理アリ?

この日のお昼は、こちらの民宿兼食堂。


食べたのはこれ。


「奥能登ウェルカムプロジェクト推進協議会」というところが主催で能登丼オリエンテーリングなるものを実施しています。パンフレットに紹介されているお店で能登丼を食べてスタンプを集めるという企画。期間は来年6月までだそうです。

この能登丼、ちゃんと定義があります。
〇食材・奥能登さんのこしひかり、水を利用、メイン食材は地場で取れた旬の魚介類、肉類、野菜など、または地元産の伝統保存食を使用。

〇食器・能登産の器、箸を使用。お箸はお客様にプレゼント!

〇調理・健康、長寿、ヘルシーにこだわり、オリジナリティ溢れる丼を奥能登地域内で調理し提供する。

だそうです。

こちらのお店は、その日、水揚げされたぷりぷりの魚をいしるのタレにくぐらせて、ねぎと大根がのったご飯の上に敷いていきます。そしてゆずを散らして完成。

こちらでいただいた能登丼は、お魚類が少し甘めなのですが(いしるが甘いのかな)ゆずがいいアクセントになっていました。

能登丼を楽しんでしばらく走ると、この景色に出会いました。

「白米の千枚田」です。
見事ですね~。

こちらは道の駅になっていて、ここに車を停めて下へ降りることもできるようでしたが、あまりに暑いのでそれはしませんでした。


程なくして輪島市内に入り、旧輪島駅(現在は道の駅)へ行ってみました。


隣りの駅が「シベリア」になっていますね。今、気づきました(^_^;)


今日の宿はペンション「ベッセル」



はしごを昇るとロフトになっていて、あと2人寝ることができました。


窓からは海がよーく見えます。


どうしてここにしたかというと、簡単!値段が安かった割りに評判がよかったからです(じゃらんによると)。
ここしばらく続いている旅行で、かなりお金を使っていたので、削れるところは削りたかったのです。

でもご飯の評判がよかったので、期待して予約しちゃいました。
そのご飯はというと、


まず、カニ登場これ、1人前ですこれだけ食べるのに30分くらいかかった私です

ブリカマにお刺身(カンパチ、甘エビ、イカ、タコ)



ブリカマ、うま~い


お味噌汁はアサリのお味噌汁。数えてみたら17個もアサリが入ってました

こちらのオーナーさん男性なのですが、1人で経営されているようで、料理が男の料理って感じです(笑)野菜がまったくないところを見ると分かりますよね(^_^;)

この日は宿泊客が3組。食事をするのは私たちだけだったのでちょっと寂しい感じもしますが、カニの食べた後がものすごーく汚かったので誰もいなくてよかったかもって思っちゃいました。


翌朝、ちょっとしたトラブルがありました。
朝食時間に食堂へ行ってみると誰もいないのです。どこに連絡していいかも分からないのでただ待つだけ。チェックアウトしたくてもできません。
30分ほどするとオーナーさんが慌ててやってきて「夕べ星を見ていたら・・・」と。確かに前夜、流星群が流れるとオーナーさんが言っていたのですが、それって・・・。私はあきれてしまったのですが珍しく旦那さんがカチンと来たらしく怒っていました。
ま、運が悪かったと思うしかありませんね。

チェックアウトを済ませて、輪島へきた目的である「朝市」に行ってみました。
あいにくの雨ですが、一瞬止んでくれてその隙にみることができました。


雨なのに観光客で賑わっています。



あわび~



国産と輸入ものとあって、輸入物を試食しました。そのあと、お兄さんが「食べる?食べるか?」周りのお客さんみんなに聞いていたのですがみんな、答えに困ってました(^_^;)だって、食べたら買わなくちゃいけなさそうなんだもん・・・。

おばちゃんがお魚をさばいています。
このお兄さんは買うのかな?



朝なんですが、スイーツ部員が見つけてしまいました。


左ですよ左~。「ゆずぐるとソフト」という名前のソフトクリームです。(隣りは2個500円という値段に負けて買っちゃったのりです。)

このソフトクリーム、名前の通りヨーグルトが入っていてさっぱりといただけます。おいしいですよ、これ。ゆずとヨーグルトのさわやかコンビを楽しみたかったので、甘いコーンではなく、カップがいいんじゃないかなあと思いました。

さ、能登ともこれでお別れです。
あとは帰るだけなのですが、その前にもう1箇所寄りたいところが和倉温泉にあります。

なので、和倉温泉へ向かいましょう。



民宿「ふらっと」のお食事

2009-08-18 10:51:46 | Travel(国内編・グルメ)
こちら、オーナーさんは能登の方。オーナーさんがオーストラリアに留学していたときに出会ったのが、イタリアンシェフのご主人様だそうです。
そして開業されたのが、民宿ふらっと。

当初、オーナーさんは海が見える洋風な造りにしたかったようですが、ご主人様がわざわざ洋風にすることはないとおっしゃったそうで、建てかえることなく今に続くそうです。

そんな民宿ふらっとの食堂では、当然ですが畳が敷いてあり、普通のテーブルに座椅子。


座ってフォークとナイフなんて結構いいじゃないですか?

食堂にはこんな置物たちも。


早速お料理が運ばれてきました~。


すごく素敵な器です。写真では光ってしまってそのよさがあまり伝わらないのが残念。

蓋を開けてみると・・・


白いのでよく分かりませんよね、すみません。
こちらのお料理は「いしりとポテトのスープ」金箔が飾られている豪華なスープです。

いしり(いしる)とは、イカの魚醤のことです。能登地方の名産品で私も購入しました。ちなみにとなりのお塩はふらっとさんでも使っている地元のお塩です。


魚醤と言えば「ナンプラー」の私(^_^;)タイのナンプラーとどう違うのかしら??興味津々です。

最初は全くいしるの味がわからなかったのですが、下から混ぜてみると茶色の部分が出てきてはっきり味がわかりました。すこーし生臭い?いやこれは海の味なんだ!という味。ポテトとの相性もいいですね。

ふらっとさんで使われているいしりは、オーナーさんのご実家で作られているものだそうです。ご家庭で作られてるものですから、市販のものとは味が違うでしょうね。

前菜はカンパチと鯛のカルパッチョ。ソースはいしりと柚子南蛮、梅です。


いしりにゆず南蛮、梅ソースだからイタリアンと言えども日本食のようにも思えます。
ソースが美味しかったので、自家製フォカッチャにつけてきれいに食べちゃいました。(2個あったけど、写真撮る前に食べちゃった


パスタは自家製パスタ・甘エビのタリオリーニ。


ソースは甘エビを殻ごと使っているそうです。写真に見える黒いものは「つるも」という海藻。御土産屋さんで料理方法を聞くと「お吸い物」がほとんどのようです。そういった食材をパスタに混ぜるなんて斬新です。
パスタはもっちりしていて、ソースがしっかり絡んでいます。生パスタなんて個々しばらく食べていなかったのでこれまた、他との比較ができないのですが、乾燥パスタとは全く別物ですね。どっちが好きかと聞かれたら回答に困ります

つるもに少し塩分があるとのことでしたが、このお料理自体あまり濃い味ではなかったので、テーブルにあった「珠洲の海」を少し混ぜていただきました。

次はオコゼのフリッターとサラダ。


オコゼなんて食べたことない~!!初めて食べました。
白身のお魚なんですね(^_^;)
カラっと揚がっていておいしいです。骨まで食べれちゃいました。

そしてスズキのグリル。

ドライトマトが効いています。

ここまで食べてイタリアンらしいと感じたのは、サラダのバルサミコドレッシングとこのスズキのグリルくらい。あとは和の食材が多く使われているのでイタリアンだけどイタリアンぽくない、しつこくないお料理でした。

本来ならこのあとデザート・コーヒーで終了なのですが、「お腹に余裕があればピザを焼きますよ」と言われて、おなかはいっぱいなんだけどピザバカの旦那さんが食べないわけありません。一応大きさを確認したところ小さめだったので1枚オーダーしちゃいました。



味の糠と紫蘇のピザです。糠?糠ってあの糠?ぬかみその糠??
お話を聞くと、この地域はお魚を糠付けにするそうです。昔の人が考えた保存食ですね。
アジだけでなく、いろんな魚を糠につけるそうです。そういえば、実家で糠サンマとか食べたことがあったなあ・・・。あまり好きじゃなかったし、その頃は糠サンマの糠があの糠だなんて想像してなかったなあ・・・。

食べてみると、「何これ?すっごいおいしいんだけど」これが2人共通の感想です。
アジはかなりしょっぱいのですが、紫蘇との相性が抜群。ピザ生地はシンプルでチーズとかトマトソースとか大量にかかることはなく、アジと紫蘇、シンプルなパリパリの生地だけで十分なピザです。
ご主人様、かなりの腕前です。

デザートは自家製プリン。

プリンはオーナーさんの妹さんが菓子職人だそうで、妹さんが作られたものだそうです。
コーヒーは、久しぶりに飲みました「LAVAZZA」のエスプレッソ。バンコクでは結構あちこちで飲むことが出来たのですが、日本ではお初です。
お隣のカフェでもLAVAZZAのコーヒーを出してくれます。私の住んでいるところより小さい町でこのコーヒーを飲めるってすごいことかも~。

お食事の後、オーナーさんとご主人様といろいろお話をさせてもらいました。ご主人様に日本に来ること、嫌じゃなかったのかお聞きしたところ、旅行で東南アジアにも行ったりしていろんな文化を見てきたから抵抗なかったそうです。
オーストラリアのことわざなのか英語のことわざなのか分かりませんが「帽子(キャップ)を置いたところが第2のふるさと」のような言葉があるそうです。日本で言う「住めば都」と同じような意味なのかもしれません。
私はなかなか「住めば都」にはならないタイプのようで、今でもここから離れたい気持ちがあります。
でも、ご主人様と話をしてちょっと考えてしまいました。


朝食はディナーとは180度変わって純和食です。



ご飯の後ろに少しだけあるのが、「コンカサバ」サバの糠漬けです。ご実家で作られた3年ものだそうです。
この量でご飯2杯は食べられちゃうとのこと。実際に食べてみると、このお茶碗1杯食べ切った後のコンカサバ・・・半分残りました
かなりしょっぱいです。でもおいしい日本酒とか焼酎とかにも合うんじゃないかなあ~。

ふらっとさんでの滞在もあとわずか。支払いを済ませた頃、息子さんとオーストラリアから遊びに来ているというおじいちゃんが外から帰ってきました。
そこから息子さんとオーナーさんと小一時間ほど話し込んじゃって、とても楽しい時間をすごさせていただきました。

民宿って子供の頃に泊まったことがあるけど、ほとんど記憶がないです。民宿みたいなところだと、結婚して1年しないときに北海道に行ってユースホステルに泊まったことがあります。
そのときも思ったのですが、家族経営の小さな民宿やユースホステルって旅館やホテルとは違っていろんな話ができる、それも結構家族の話とか、個人的な話とかできる温かさがあるなあと思いました。

とても楽しいお宿でした。
もし能登に行く予定のあるかた、建物は古いです。普通の民家ですが、そういうことに抵抗なければお勧めです。
お料理が和食じゃなければ嫌!と言う方、オーナーさんのご両親様も別な場所で民宿をされていて、そちらは「郷土料理の宿さんなみ」と名前にあるように郷土料理を提供してくれるそうですから、いかがでしょうか?