あいちトリエンナーレは2010年から3年ごとに開催されている国内最大規模の国際芸術祭です
2019年は4回目となりました
なにしろ芸術が分からない私ですので今までなんとなく「トリエンナーレやってるなぁ」ぐらいに捉えておりましたが
1回ぐらい見に行ってみる気になりまして
愛知県内に4つ会場がある中の
「名古屋市内のまちなか。四家道・円頓寺」に出かけました
円頓寺商店街とその周辺に展示会場が散らばっており
有料、無料、好きなところを選んで観覧できます
古い長屋。この中が会場になっているようです
あちこちにボランティアスタッフが立って誘導してくださいます
那古野一丁目長屋
何あれ?(@ ̄□ ̄@;)!!屋根の上に神棚みたいなのがあるよ
屋根神様だそうです
中に入ると写真がたくさん
ふむふむ
芸術という観点から見ると、全く分からないのですが
こういうのは自由に感じれば良いと教えてもらった事があります
「古いスナップ写真の人物を再現」という説明書きがありました
偶然映り込んだ人と同じ服装、ヘアスタイル、ポージングで写真を撮ったものが大きなパネルの写真だったんですね
この後ろ姿の人たちにも人生があり、そこにいた目的があったのだと思うと
ちょっとだけ作品の事が理解できた気がします
そのうち、建物の古い造りに興味が湧いてしまい
黒ずんだ壁とか、シミだらけの天井、使われていない床の間とかに目がいってしまう
建物は古いけど、エアコン完備でとても涼しいです
外に出てみた
この古さがいい(≧∇≦)さらに使われているというところが
もっとイイ(≧∇≦)
戸に名前が透かしで入っています
「いとう」さんのお宅のようです
モダンな玄関(*´ω`*)
奥に祠があります
子守地蔵尊
長屋の向かいには、もっとしっかり使われている長屋が建っていました
「江戸うさぎ」
150年以上前の芸者長屋を利用した江戸着物店
江戸着物の仕立て、販売
6畳の貸座敷では、小唄や日本舞踊、三味線のレッスン
事前予約で芸者遊びもできるそうです
すごくイイ景色(●´ω`●)
さらに見つけたお店
バーだと思っていたら
長屋をリノベーションした小劇場ですって
公演のない夜はバー営業もあるらしいのですが
うっかり入らなくて良かった(;'∀')ドキドキ←わりと一人でも入りがちな人
円頓寺 レピリエ
名古屋市西区那古野1-18-2
細い道をウロウロしていると
象の人形を操るおじさん登場
お祭りの時など、犬を散歩させるようにさりげなく象を連れて現れるんです
おじさんの後ろに見慣れぬ道路標識発見
これも展示物のようですよ
「葛宇路」はグゥ・ユルーという人の名前で
2013年 名前のない通りに勝手に道路標識にして建ててみたら
だんだん人々に認識されはじめて地図検索システムに登録されたそうです
宅配便の宛先、タクシーの行き先、駐車違反きっぷなどにも
葛宇路という名前が使われました
その後、個人が勝手に設置した標識だという事が知れ渡ると
看板や標識は一斉に撤去されて地図検索システムからも名前が消されました
2017年のことです
中国・北京では名前のない通りが多かったのですが
この騒動のあと正式な名称がつけられていったそうです
それを説明、展示しているのがこの
居酒屋跡地の「みゆき」
この手作り感満載のアーケードをくぐると
そこはもう路地裏パラダイス(ΦωΦ)
こういうトコ大好き
こちらは空き店舗かな?
展示会場の みゆき に入って行くと
少々にぎやかな映像と「葛宇路」という名称の通りが確かに存在していたという展示物
カウンターにどーん
展示物ではないものに目がいく
「貸売りお断り致します」
貸売りとは、代金あと払いの事
「ツケはダメよ」って事ですね
「風俗営業許可店」なんとなく風俗という響きが性的に聞こえますが
この場合は キャバレー、料亭、クラブ、パチンコ店、ゲームセンターなどのお店の事だそうです
居酒屋「みゆき」の隣はスナック「加賀」
さらに奥にはベトナム屋台食堂 サイゴン2
サイゴン1が気になるやんか(;'∀')どっかにあるのかな?
ネットでワード検索した限りでは 無い(`・ω・´)
さらに不思議な佇まいなのは
ロックバー テラゾ
なんだか博物館みたいな通りだな(*´ω`*)
商店街を挟んで反対側 那古野二丁目長屋
という建物
へ?これ、長屋なの?
錆びれ具合と汚れっぷりがイイですね(*´ω`*)
この扉完全にスナックだよね
隣の階段から上がります
すごく狭い階段なのに、展示物がたくさん2階に置いてありました
壁に貼ってあるトリエンナーレのシートは貼ってはがせる優れもので
デコボコした壁や靴で踏まれる床やアスファルトにも圧着して貼れるモノです
ゴムハンマーみたいなものでトントン叩くとぴったり張り付いて
粘着物質は使っていないので材質を汚さずに綺麗にはがす事ができます
商店街の中を歩きます
とっても目立つイタリアンバル
古いおもちゃ屋さん
店番のおじさんがカウンターの中でタバコに火を点ける姿が見えて
「昭和だなー(;・∀・)」とびっくり
さすがに現在はそんな事しないと思いますが( ̄▽ ̄;)
いつもお客さんが多い丸一ストアー
2階の衣料品雑貨売り場が気になる
結婚したら「主婦の友」
ここのシャッターは閉まっているところしか見た事がなく
ひょっとして結納に必要な物でも扱っているのかと思ったら
単純に本屋さんのようです
ほかの人のブログに「本屋」と書いてありました
平松書店 円頓寺店
名古屋市西区那古野2-8
「主婦の友」という雑誌は2008年に休刊したそうです
かっこいいお店
JAM JAM
和柄の服やハンドメイドのシルバーアクセサリー・シガレットホルダーなど
マニアックなアイテムを取り扱い
なるほどマニアック
80’キッチン
円頓寺本町商店街に入ってすぐのお店
邦楽が流れるダイニングバーだそうです
気になったのはこの看板
買い物についてきた夫の子守を引き受けてくれるそうですよ
零屋さん
店の前の看板
昔、男の子の自転車にこういうの付いてたよね
丸いランプとか、ジェット機のように飛べそうな羽とか
商店街から出るとレトロすぎるビル( ̄▽ ̄;)え?ココ稼働してるんですか?
織田信長像
最近また破損とかイタズラが多いらしい
徳川家康像
(;´Д`)手に持った刀が折られてるー
しかめた顔がしっくりきてしまうよ
ところで「三方ヶ原戦役画像(みかたがはらせんえきがぞう)」を見ると
刀の位置が違うんですね
あいちトリエンナーレを見に来たのに
違うものばかりに興味が出てしまいました(;´・ω・)
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