さてMASERATI3200GTとALFAGT。どっちが良いでしょうか??その前に、まずGTって名前は自動車誌などにも書いてありますが、grandtouring (大旅行)の意。要するに遠いところへ高速で旅するための道具と言う意味です。これだけの解釈から考えれば3200GTの方がふさわしいでしょう・・。V型8気筒TWINTURBOエンジン、3,200ccの排気量で高速道を余裕の巡航が可能です。しかも車内は意外と静か・・。東名横浜IC~御殿場IC間は通常の100km+αぐらいの巡航速度であれば、約30分から遅くても40分で御殿場に到着します。それを3200GTならば、追い越し車線をとんでもないスピードと周囲を威圧してあっという間に約20分で御殿場に着きます。その差10分~20分の短縮が3200GTの価値なのです。時間の短縮を3200GTで買うが可能です。GTという名の本領発揮です。では、ALFAGTはどうか?結論から言うとこれはまったくの別物だと思います。3.2リットルのV6は乗っていないのでここでは省きますが、では、2.0の直4JTSエンジンははどうかとなると、適度なパワーにシャーシ性能が旨くバランスされて、これはこれでパドルシフトを駆使して走れば結構楽しいものです。ただし高速道路向きではなく、コーナーが連続する郊外の丘と丘では最高のマシンになります。MASERATICOUPEという名の3200GTの後継モデルがありますが、ALFAGTはALFACOUPEという名前の方が良いかもしれませんね。