真夏を思わせるような陽気が少し収まり、やっとこの時季らしい天気になって来た。
明日から再び曇りがちの天気が続くようで、平日の好天気の日のお出掛けは貴重。
雪解けがかなり進んだようだが、山の上ほ方ならまだ少しは残っているだろう。
出発まで、8日に行った針ノ木岳と迷っていたが、4日に行った火打山へ向かうことに。
何時も通り4時自宅出発。菅平を越え小布施から18号、杉ノ原から笹ヶ峰へ。
5時45分、登山口駐車場着。約90km。他に10台が停まっている。下の駐車場は未確認。
準備を済ませ出発しようとしたところ、サングラスを忘れていることに気が付き、開錠、取り出す。
その時にロックしてキーをザックに収めた記憶ないが、結果的に一日中キーの付けっ放しだった。
板を担ぎスキー靴で6時、ゲートを潜りスタート。最初は遊歩道、全く雪は無く深緑が綺麗。
45分ほどで黒沢橋。スキー板で歩くよりは早い。小休止、ザックを降ろすと外ポケットが開いている。
中を確認すると、車のキーだけがない。サングラスを持つ為に出した後、仕舞った記憶もない。
落としたのか、付けっ放しなのか、不安を抱えたままこの後の行動をすることに。
気を取り直して再スタート、登山道を登る。前回の十二曲がりのショートカットは雪なく分からない。
十二曲がりの坂になると多少の残雪があるが問題なし。7時30分、十二曲がり上に到達。
この先の大岩郡の急坂の登山道、スキー靴で登るのはかなりきついが、何とか登り切る。
やがて登山道は残雪帯に変わるが、30分ほどは壺足のまま進み、その後スキー板でシール歩行へ。
富士見平から稜線沿いに黒沢岳下分岐へ。トラバース道から高谷池ヒュッテに向かう。
9時10分、ヘリで荷揚げ中の高谷池ヒュッテ着。笹ヶ峰から3時間10分も掛かってしまった。
補水をし小屋前の簡易ベンチで20分ほど休憩。 他の休憩者もおらず、登山者も見えない。
9時30分、ヒュッテから再スタート。高谷池、天狗の庭を直進し、どのルートから行くか考える。
冬道の藪部分の雪切れが怪しそうなので、雷鳥平を経由して登るつもりで進む。
雷鳥平へはかなりきつい登りになりそうなので、冬道の藪へ突っ込むつもりで進路変更。
2ヶ所ほどで雪切れがあったが、短いので無理して板のまま越え、夏道との合流点へ到達。
先方の2名の先行者を追い、シール歩行のまま直登するが、直下はきつくジグザグ歩行。
11時、やっとで火打山頂上。笹ヶ峰から約5時間、高谷池ヒュッテから1時間30分。
眺望は素晴らしく、佐渡島も見えているが、残念ながら富士山は霞んでしまっている。
写真を撮って頂いて昼食休憩。下山準備も含め40分ほど滞在し、11時40分下山へ。
どのコースを滑り下りるか迷ったが、戻ることを考え、東面から雷鳥沢?へ下る。
登り返しがきつそうなので途中で止めて、冬道コースから天狗の庭を通り高谷池へ戻る。
まだ時間が早いのでヒュッテには寄らず、高度を落とさないように黒沢岳へ向かう。
途中でクランポンのみ装着、12時45分稜線へ出ると、下に黒沢池とヒュッテが見える。
ここから見る妙高山も素晴らしい。稜線の雪庇は思ったほどではないが、先方の雪切れが気になる。
昨年5月1日の時はステップソールだけで登れたが、今日はクトーなければとても登れない。
1ヶ所、急坂が登れずに、ウィペットを使って雪を削り掘り、ステップを刻んでから登る。
頂上手前で昨年同様、雪切れ。板を外し手持ちで2mほど藪越えし、13時15分頂上に立つ。
記念撮影をし下山準備。 南面トップへ向かう稜線は完全に雪切れしているので東面滑降下山。
東面に滑り込み、少し下ったところで写真を撮ろうと停止。その途端、右の板が外れてしまった。
最初はコロコロ転がっていたが、やがて向きを変え真っ直ぐに下って行き、下の藪の中に突っ込んだ。
流れ止めは歩行時には付けず、滑降の時にはを付けていたが、今日に限り付けていなかった。
先日の乗鞍岳の時は滑降前だったが、それに続いての失敗。今季は2月の根子岳から3回目となる。
流れ先は大体検討が付いたので、左の板を外してザックに括り付け、壺足で急坂を下る。
乗鞍岳の蚕玉岳コースよりかなりの急坂。途中まで下ったところでスリップ転倒滑落。
ウィペットのお陰でスピードは出ずに、20~30m滑ったところで停止することが出来た。
その後、藪まで下り周辺を捜索。この辺のはずなのに見つからない。少し焦って更に下も探す。
見つからずに東面を見上げてみると、藪の一番最初の木の根元の裏側にひっくり返っていた。
少し登り返して板を回収。藪を抜けて両板を装着して残りを滑降下山し、南面側へ回る。
やっとで正規ルートと合流し、後はだらだら滑り下るだけ。14時30分、残雪帯端まで下る。
しかし少し右に寄り過ぎたようで登山道が見つからず、板を格納して再び登り返して復帰。
後は登山道を下るだけだが、スキー靴なので中々大変。慎重に下りながらも車や帰宅時間が気になる。
14時50分、十二曲がりの上。後1時間ぐらいで下れるだろうか。
15時10分、黒沢橋まで下る。朝は無かった手すりロープが張られている。最後の水を飲み干す。
勝手に命名している第二黒沢橋でも小休止。顔と手を洗いサッパリし、水を2口飲んで下山へ。
15時55分、ゲートへ戻る。 車も見え、先ずは一安心。 車に戻ると、やはりキーが挿さっていた。
一部の車は入れ替わっているが、隣の車は今朝のまま。誰もキーに気が付かなったのかも知れない。
帰宅時間が遅くなりそうなのでコーヒーも飲まずに早々に片付けをし、16時現地出発。
少しオーバースピード気味だったが、17時50分無事帰宅。
(右下のボタンで全面表示のスライドショー)
04:00 自宅出発 菅平~小布施~18号線~杉の原~笹ヶ峰
06:00 スタート
09:30 高谷池ヒュッテ 休憩・補水 再スタート
12:40 クトー装着
14:10 正規ルート復帰
16:00 笹ヶ峰 発 早々に片付けをし帰宅へ
05:45 笹ヶ峰 登山口駐車場 約90km 他に10台駐車
06:45 黒沢橋 小休止 車のキーが無いことに気が付く
07:30 十二曲がり 上
07:45 残雪帯 暫くは壺足歩行
08:15 スキー板 シール歩行
08:45 黒沢岳 下 トラバース道入口
09:10 高谷池ヒュッテ ヘリコプターによる荷揚げ中 【笹ヶ峰から約3時間10分】
09:45 天狗の庭 登攀ルートを迷いながらもショートカットコースへ
10:45 夏道と合流
11:00 火打山頂上 記念撮影と昼食休憩 【笹ヶ峰から約5時間、高谷池から約1時間半】
11:40 火打山滑降下山 シールを外して東面へ下る
12:10 天狗の庭
12:20 高谷池 ヒュッテには寄らず、大きく回り黒沢岳へ向かう
12:45 黒沢稜線
13:05 稜線急坂 ウィペットでステップを刻む
13:15 黒沢岳 手前で雪切れ 手持ちで藪を越える
13:35 黒沢岳滑降下山 南面への稜線雪切れ 東面滑降下山へ
13:38 スキー板 流出 壺足にて回収に向かう
13:43 転倒滑落 20~30m滑り落ちる
13:48 スキー板 回収 両板装着し滑降下山へ
14:30 残雪帯エンド 滑降終了 板を収納 壺足下山
14:50 十二曲がり 上
15:10 黒沢橋 最後の飲水 5分休憩
15:30 第二黒沢橋 顔と手を洗いサッパリ 5分休憩
15:55 無事下山 ゲートから車を確認しホッとする 【往復 約9時間55分】
17:50 無事帰宅 少しオーバースピード気味だった 反省!
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