私の勤めている(期間契約）会社は人材派遣ですが、はっきり言って『人員』派遣です。これは商売としてはおいしいですよね。仕事ができる人にはそれなりの報酬を払わないといけませんが、人数あわせで集めた人にはそこそこの報酬で済みますから、『人材』を派遣すべきところへ『人員』を派遣すれば、その報酬の金額差がまるまる会社の儲けになるのです。
すばらしいです。それできっちり儲けてきたのですから。
大人数(契約社員)の会社ですから、総務や経理と調整部署は大変だと思います。この会社no事務関係の方の能力は優れているので、役割分担wo重複させて総務の人間が経理や調整部所を出来、その逆も余裕で出来るなのです。それでミスが多発して仕事を増やしている悪循環に気付きもしない。経費の効率性を考えもせず、その正当性も検討されない。給料の払い込みで修正の山。給料日後は修正依頼だけで所長の仕事が終わる。
私の入った部署は新規事業の一出張所です。
ここを任された所長も契約社員です。
所長の仕事はほとんど人員のシフト調整であり、他の部署も兼任しているために代理を置いて、その代理が所内を仕切っているわけです。この人選に所長の思惑が垣間見られます。代理になったのは威張るのが得意でみんなから嫌われ仕事は出来ないが声の大きい人。機材を落として壊したときにごまかそうとしたが、それを私に指摘されて「俺が壊したことにしておいてやるよ」などとの給い、所長のいない時には皆の前で個人攻撃してその所員に恥をかかせるくせに、所長が酒の席で暗に「個人攻撃はしちゃいけないよね」というと、「ぼくはそういうことは一切してません。そうです。個人攻撃は絶対いけません」などと平気での言ってのけるのだ。所長は全部知っているというのに。
しかし、この人選はただでさえ嫌われやすい管理側に嫌われ者を置くことにより、所員の団結を図ろうという所長の思惑と思われ(笑)、仕事の出来ない人間を有効利用しているともいえる。さすが、思慮深い所長ですね。この代理が「よく毎日そんなに報告する事があるな」「余計な仕事を増やさないでくれよ」などと言って、所員のモチベーションを下げ、そのため所員が報告の提出をしなくなっている現状は、この人選をした所長の責任ですよね。
マニュアルが必要なく、資料をまとめなくても業務が順調に行われるすばらしい職場です。新規事業なので類似業種の資料でもあるかと思いきや、何も無いというから私が業務を行いながら2ヶ月ほどかけてマニュアルを作成しました。そのマニュアルは所員の目に触れることなく所長の机の中にしまいっぱなし。その後、所長会議があった時、このマニュアルは会議資料として使われ、所長の株を上げたそうです。業務に使われていない資料なのに。マニュアルに書いてある簡単な事を間違える所員がまだいるのに。必要の無い修正作業を強いられているのに。その後の更新をしていないから現状に即さない内容が載ったままであるのに。まあ、他の所長も似たり寄ったりで、内容を確認なんかしていないのだな。形式的に整っていれば良いのだ。その証拠に、会議で使われた(公になった)はずのマニュアルが所員に公開されていません。マニュアルの原本は私のパソコンにあるので、私が皆に見せる事はできますが、まだ、成り行きを傍観している最中です。
職場を良くする協力を所員は互いにするべきである。それは自分のためにもなるのだ。厭です。だって、自分のポイントを上げることだけに夢中の人が嫌いだから。二枚舌の誇りのかけらも無いやつが嫌いだから。取り敢えず、この人(代理)をはずしてくれたら協力しますよ。
こんなすばらしい会社でも大手から契約解除されます。こんなすばらしい会社を辞めてゆく贅沢な人が多い。それでもこの会社は人手不足になるほど営業の能力が高いのです。使われる人間が嫌になって辞めていく。人間の入れ替わりの激しさは信頼を失う事と同義。だんだん割りのいい仕事や大手、公共事業所から契約が取れなくなっていく。その穴埋めに安い仕事を増やす。人員が足りず、更に信用を失う。人員確保に走るが、人材が会社から離れ、人間的資質の劣る者が増え始める。派遣先で問題が多発。さらに、さらに信用を失っていく。(リークしようとしたら、その前にその取引先に契約解除されました。やっぱり、ここまでひどいとばれているんですね)
契約不履行の賠償なんかがあるらしいですが、先代社長の残した会社資産がいっぱいあるから平気です。そう、資本金の何十倍もあるらしいですからね。どれくらい減らしたのでしょうね
そんなすばらしい(面白い)会社なので、これからも(まだしばらく)お世話になろうかと思います。この会社で管理側に回るのは厭なので、他の人を立てて所内から会社の体質改善を図ってみようかと密かに企んでおります。(でも、今の部署がなくなったらもう、この会社に興味は無い)
