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2016年04月09日(土) NHKニュース7
「国営巨大浴場の午後(文庫クチュクチュバーン)」吉村萬壱 2005文春文庫
『京都大学新聞』1998年2月1日号、新人文学賞最優秀賞受賞
オ・モ・ウ・ツ・ボ・ダ
コ・レ・ヲ・マ・ッ・テ・イ・タ・ノ・ダ
え~と、もしかしてこれが本当のデビュー作ってことか?
そして、この作品は「人間ばなれ」のもとになったんだな、たぶん。
ちなみに吉村萬壱の双子の弟は漫画家らしいが、兄貴の作品を漫画化する力はなさそう。
「バースト・ゾーン」吉村萬壱 2005早川書房
え、この作品は何も賞を受けていないの?!っていうくらい好きだけど。
神充って、「人間離れ」や「エイリアン」を連想するよ。そして作品は「一九八四」のにおい。「蜘蛛の糸」も。
住民の生活目線からするとテロって震災と似ているかも。
そしてまた「臣女」のもとがここにもあった。
テロリン・・・いやいや。
ねぇ、テロリンの正体は!まあ、ここは当てずっぽうで多くの読者が予感したはず。
彼は布団の上にしゃがみ、肛門を解放した。・・・いやいや。
吉村萬壱の場合はね、我慢できるというか受け入れられる範囲だったりする。自分では無理だが納得する。(「ヤプー」は受け入れられないレベルだが)
国のため、種族の生き残りのための国家による騙し。
わたしには『神充プロジェクト』が温暖化政策に見えるわ。原発政策とね。
主人公の一人、寛子はちゃんと死ぬけど、土門が生き延びている終わり方なのね。
まあ、国は神充によっていつかは滅ぶだろうね。
で、共棲する人間たちが新しい種として残るのかも。
※ NHKの90年記念作品で「精霊の守り人」をやっているけど、100年ではぜひ「クチュクチュバーン」をやってほしい。
吉村萬壱の作品を発表年代順にさかのぼっていく形で、最終的にクチュクチュバーンになるという形を希望。むふー!
「臣女」の中でも妻のセリフの中にでもクチュクチュバーンを盛り込んでいくと神秘的に!