「国家の罠」佐藤優 2005新潮社(2006年18刷)
ああ、百田尚樹と同じ匂いがする。
主観的な『作品』として非常に楽しい。
人脈とか能力とかは自己評価だしね。本当にお付き合いしていた人々は「お友達」だったのか・・・かもかも
「マキコばあさん」と「ムネオさん」から獄中生活。たのしそう。
え~と、全員が良かれと思っていたのに外務省の都合でひどい目にあって、外務省もそれによって自身の統制力が低下したと。
政治家との関係~外務省内からのリーク~
親米主義への整理、ポピュリズムによるナショナリズムの昂揚。
秘密、秘密、秘密だよ。
トランプ氏がアメリカ大統領になって米軍が撤退したら、日ロ平和条約とか締結に向かうんだろうか。そうなると北方四島の二島はまず帰ってくるのかねぇ。日ソの約束だから無効かねぇ。
サウナの中で男同士でキスするのは嫌だなぁ。それ以上って…戦国武将か!「やらないか?」
独房内で読んだ本として乙武洋匡の『五体不満足』!奇遇だな。
第二章あたりから佐藤さんに見えていない人物がいるんじゃないかと疑いだす。外務省の外(上)に居そうな感じがするけどね。で、逮捕後の長い取り調べが『森元総理』が絡んだとたんに終わるというあたりで、またそこら辺を臭わしているんだね。
国策捜査
組織の利益と国益と機密
本の前半と後半で文体というか書き方がガラッと変わる。これには何か意味があるのだろうか。
西村さんとの会話はかなり勉強になりますなあ。まあ、そんな知識を利用する場面は来ないだろうけど。
日露平和条約締結をしていれば英雄だった。
証人は裁判で嘘をつくと偽証罪に問われるが、被告人は嘘をついても問われない。ああ、それで・・・
日本の人質裁判