「女盗賊プーラン 上下」プーラン・デヴィ 1997草思社(半年で19刷!って、初版はどれだけ少なかったんだ)
フィクションではよくある話!でもこれはノンフィクション。
ええと、本には1958年ごろ産まれるとあるが、Wikipediaでは1963年になっているね。で、2001年自宅前で射殺ですか。
うん、インドだね。カースト意識かぁ。警察のくそ。
まあ、本人の言葉を信じてまとめてあるわけで、さらにそれを抄訳しているので、うん、感情的な部分と実際の行動とその動機については描けないものがあるだろう。また、話せないようなこともたくさんしてきているだろうと思うのね。
で、読み書きもできないのに国会議員ですか!すごいな。
実家にいたらいつまでも不幸と苦痛の積み重ねだったね。
それにしても、若い!若いけど、時系列をたどると十分にベテランだな。まるで子役俳優の生い立ちを見ている気分だ。まあ、それどころではない酷い扱いを受けているのだけれど、とにかく現実感がない。そして男としてそういう環境であったならば、やはりそこに登場する男たちと同じになっていたかもしれないと思う。社会がきちんと機能しなければ、男女間の原始的な関係はそうならざるを得ないのか。そして、経済的な格差がそれを増幅させる。さらに無くなったはずのカーストの身分意識。
日本で言ったらレディース(暴走族)のキメキメな奴らってことか?
そしてそこから国会議員、のちに大臣とか~なんてね。
解説を読むと、『違法性』で愕然とするね。やいやい、インドなんかに旅行に行って大丈夫かいな。まあ、外国人には関係ないのか。
違法性がないばかりでなく、罪の意識や悪の認識が皆無と。教育と慣習だなぁ。
で、我々の押し付けられている価値観は本当に正しいのか?正しいと思いたいよなぁ。