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「スクラップ・アンド・ビルド」羽田圭介 2015文藝春秋
『文學会』2015年03月号
第153回芥川賞受賞
ああ、初版の帯に「芥川賞受賞」
だからか、120ページくらいの作品単品で単行本で1200円(税抜き)という割高な作り。儲けたな。普通、もう一作品短編を入れるだろ。
これはまだ介護というレベルじゃない。見守りよりも前段階だろ。
本当に動けなくなって痴呆症認知症が入ってからが介護だって。読んでいてそんなところで腹が立ったわ。
自発的尊厳死とか孫の勝手な思い込みだし。
まあ、そういう老人を見て自分の体を鍛えるのはありだな。
それにしても覚悟のない身勝手ヘタレの、自己都合解釈ばかり並べた姿にしか見えなかった。あ、それを書いているのか。
なんだろうかね、就職してよかったね。
って、この程度で不安とは…本当の地獄はこれからだ!?
たぶん吉村萬壱と比較してしまっているからだろう。
そんな(私には)たいして読むところのない作品だが、女性看護師と入院ばあさんのやり取りが面白かった。これはうまい。
「殺してくれっ!」
「もう少し待っててねぇ」
「はぁい」
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