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「うつくしい人」西加奈子

2016年08月27日 15時15分15秒 | 読書とか

「うつくしい人」西加奈子 2009幻冬舎
『パピルス』19号20号(2008年08月、10月)加筆修正

人目を気にして演じる人生で回りに流され、もともと気のない出来の悪さか。しかし、それは美しく注目を浴びていた姉への憧れと嫌悪の裏返し。
上手くやること、演じることを優先してきた。何が大切であったのかを、遅ればせながらやっと気付く旅。
ちょっと高級な金のかかるホテル。金と暇を持て余す若きマザコンインポ外国人。出来の悪いアルバイト中年は海外の大学で教授をしていたらしい。

生活に困ることのないやつのわがままなぜいたくな悩みに、どうでもいいなぁと思いながら、どうなるのかなぁとちょっと気にして、外人の部屋について行っちゃったところから楽しくなるのだった。やられちゃえ!と思っていたのが、違う展開で楽しくなったぞ。

どっちかというと、出てこないお姉さんの方とお友達になりたいわ。

『私は疲れていない』

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