「凍りのクジラ」辻村深月 2005年講談社
芹沢理帆子(少し・不在)
別所あきら Sukoshi・Fukenkou(Flat)(Fujikosensei)
芹沢汐子 Sukoshi・Fukou
松永純也 Sukoshi・Fukanzen
松永詩織
郁也 Sukoshi・Fusoku
若尾大紀 Sukoshi・Fujiyuu(Fuhai)
カオリ Sukoshi・Finding
美也 Sukoshi・Friendlyship
佳世 Sukoshi・Fungai
立川 Sukoshi・Fuan
Sukoshi・Fuzoroi
Sukoshi・Futuu
Sukoshi・Fresh
それはSFよりもSHだろう!ってのがいくつかありますけど、遊びですからね。その前に言語統一ができていませんし。
それにしても理帆子は頭が良すぎて一回りしちゃうんだろうな。分析ができているようで甘く、まあ、本で仕入れた情報ばかりで経験不足、現実の人間の心理や感情が理解できていない。そういうこと、若いということだね。そして歪んだ母性愛か?
なんだか展開が純文学風で、綿矢りさの作品と勘違いするぞ。P84の「私は、彼が堕ちていくところが見たい」とかね。
何回か、頭のいい女の口説き方が書いてあるのかと思った。
最終展開もどこかで読んだような気がするんだけど、それでも表現力はやっぱりすごいね。読まされてしまうわ。
それにしても、こういう不幸な立場みたいな見立てでも経済的に困らない楽な人たちの話は一歩引いてしまうね。ああ、それがいいのか。だから、感情移入しすぎずに読んでいけるんだな。寄生体質の若者たちにも受け入れやすいかもしれないし。おじさんの年代になると不幸=貧乏が当たり前だからね。衣食住に苦労する貧乏だよ。
読みながら自分は人づきあいが苦手だということを再確認する。ここに出てくる人間の半分は生活の中から切り離してしまうわ。お付き合いはなくしてしまうわ。ずるずるはごめんだわ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます