金環食とスカイツリーでイマイチ影が薄かった今年の「三社祭」
そのせいか?テレビや新聞では“いい加減な”かつ、無粋な報道が相次いだ
特に酷かったのは「2年ぶりの三社祭」という報道
前にも書いたが、去年、確かに、三社祭の「神輿渡御」は中止となったが、
例年通り、浅草神社では粛々と、滞りなく神事が執り行われている
次に気になったのが「担ぎ手の法被」という表現
これも大間違い!三社の担ぎ手が羽織るのは「半纏(ハンテン)」であり、
「法被(ハッピ)」ではない!!
法被(はっぴ)とは単(ひとえ)の羽織のような短衣で(襟は折りかえっている)
胸に共布で胸紐があり、家の印を背と裾まわりに付け、武家では家僕である中間職に
上衣として着せたものである
これに対し、半纏(はんてん)とは襟は折りかえっていないもの
江戸時代、一般庶民が着用を禁止された羽織にかわって流行したものである
仕事着の上衣などで着ていたもので、特に、火消し・お祭り・仕事着として着た半纏を
「印半纏(しるしばんてん)」という
半纏とは、絆(きずな)を纏う(まとう)と言う意味からできた言葉であり、
これからも分かるように現在、一般的に法被(はっぴ)と言われているもの・・・
その大半は「印半纏」というのが正解である
しかし、これ以上に酷いのが、三社祭は「浅草寺」の祭りと勘違いしている観光客
三社祭は「浅草寺(せんそうじ)」の隣にある「浅草(あさくさ)神社」の祭り!