横浜は今日も灼熱地獄!どうにもこうにも暑くてたまらない
夜も寝苦しく、どうせ寝れねーなら!と、つい、オリンピックを見てしまう
気づけば、薄らと東の空が明るくなっていたりする
ロンドンとの時差は8時間、朝のニュースを見れば一目瞭然で結果がわかる
しかし、オリンピックに限らず、スポーツは“リアルタイム”で見たい
たとえ翌日が「寝不足」で辛くとも・・・
さて、日本のお家芸「柔道」でメダルが取れない
特に男子は「金」に手が届かず、監督、コーチが真っ青になっている
が、オリンピック「柔道」でメダルが取れないのは当たり前のこと
ありゃ~“柔道”ではなく“JUDO”だから!!
フランスの柔道登録人口は日本の3倍の60万人!ドイツでは35万人もいる
世界最大の競技圏を形成するヨーロッパには、従来の柔道とは技やルールの
解釈が異なり、“ジャケット レスリング”とすら呼ばれる“JUDO”が存在する
レスリングや民族格闘技の技術をベースに、腕の付け根や背中をつかみ、
柔道独特の間合いを封殺、ほとんど柔道着をつかまずタックルや反り投げを狙う
そして、相手に組みついたまま自ら一回転して相手の背中を畳に叩きつける
こういう戦術で細かいポイントを積み重ね、僅差であっても勝ちにこだわる
まさに競技性だけを最優先したもの・・・
もはや、我々の知っている「柔道」とは“別物”と言っても過言ではない
武士の嗜みとして受け継がれてきた柔術
これをスポーツの「柔道」へと改革したのが“柔道の父”嘉納治五郎
その当時としては画期的な出来事だったに違いない
しかし、スポーツとはいえ、「礼に始まり礼に終わる」という、勝ち負けではなく
相手を敬い、互いに“礼節”を最優先したものだった
日本の国技「柔道」
いつの間にか“ジャケット レスリング”という妙なものになっちまった
横浜・山下公園に永久的に係留されている「氷川丸」
昭和13年(1938年)“柔道の父”嘉納治五郎は、東京オリンピック誘致のため、
IOC 会議に出席、帰国時、シアトルから「氷川丸」に乗船した
しかし、船中で肺炎を発症、同年5月4日、氷川丸船内で不帰の客となった
横浜港到着の2日前のことだった