2013年がスタート!干支も「辰」から「巳」へ・・・
とはいえ、いつのころか?ある時期を境に「正月」が近づいてきても、
ガキの頃のような“ワクワク感”がだんだん薄れてきたような気がする
ただ、横浜の住人として、ただひとつの楽しみといえば、年明けとともに、
ハマの港に停泊しているすべての船が一斉に鳴らす「汽笛」を聴くこと
これは暮れの定番となったベートーベンの「第9」にも匹敵する
いや、それ以上かもしれない!
声楽でいえばテノールのような高音だったり、バリトン調の渋く重厚な
ものだったり。これらがなんとも表現しがたいハーモニーを作り出す
なぜならば、その年によって停泊している船が違うのでそのたびに音色が
変化するから・・・
これを聴くたびに「みなと横浜に住んでてよかったなア~~」と実感する
さて、今年の「みなとYOKOHAMA」はどうなるんだろうか?
ご承知の通り、YOKOHMAは輸出港である
昨年の夏以降、円高や日中問題など、さまざまなマイナス要因が重なり、
新政権になり、年が明け、円安傾向になっても貨物量が激減したまま
みなとの景気は街とくらべれば2~3カ月遅れてやってくる
年度末となる3月までには従来の活気が戻ってくる・・と、期待したい
このように、貨物船はイマイチ活気はないけど、2013年5月、みなと・
YOKOHAMAに世界最大級の豪華客船が初入港する
アメリカのロイヤル・カリビアン・インターナショナル社が運航する
クルーズ客船「Voyager of the Seas(13万7千276トン)」
しかし、残念なのは、「クイーン・メリー2(15万1千400トン)と同様、
高さの関係からベイブリッジをくぐることができず、オイラの事務所がある
大黒ふ頭(T1-T2)に着岸する
ところで、ハマの港で仕事をしている関係から、みなとYOKOHAMAに
寄港した客船の多くを見る機会があった
そのなかで一番印象に残っているのが“Queen Elizabeth 2”
初めて目にしたのが80年代初め、それから2008年11月、横浜港への
最後の寄港を見届けるまでずーっと見続けてきた
※ 画像は2008年11月に撮影
どんどん進化し続けるクルーズ船のなかにあって、女王様の名前のとおり、
彼女だけはいかにも客船らしい!重厚な風格と気品があった
もちろんデジカメなんかない時代
そのたびに、仕事を休んで(サボって)写真を撮りまくった
特に、山下ふ頭からは彼女の“全景”を撮影することができた
さて、1998年3月2日のことだった・・・
横浜港(大桟橋)に、世界一周中の豪華客船「クイーンエリザベスⅡ」、日本を代表する
「飛鳥(初代)」、そして、イギリスP&O社の客船「オリアナ」号の3隻が同時入港した
3隻がそろって大桟橋に接岸していたのは朝の8時から午後の2時までのたった6時間
しかし、3隻がそろって入港したのは横浜港が開港して初めてのことであり、そりゃ~
大騒ぎの1日だったそうだ・・・
事前にこのことを知っていたオイラ、半年以上も前からある根回しをしていた
仕事上のコネを使い、“クイーンエリザベスⅡ”の日本代理店の一員としてのPASSを
入手できた!
それを首からぶら下げていれば、ノーチェックで彼女に乗船できるものだった
しかし、その数日前のこと、身内に不幸があり、ちょうどその日が告別式
やむを得ず、仲間にそのPASSを譲り、記念すべき「3隻同時入港」は見ることが
叶わなかった・・・・
昨年の暮れ、久しぶりに書斎の片づけをしていたら、なんと!お宝がでてきた
それは、仲間が返してくれたPASS,そして、彼が当日、記念にと買ってきてくれた
3隻同時入港記念の「テレカ」だった!!再び“行方不明”にならないよう、
すかさずホームセンターに向かい、A4タイプの額縁を購入し、書斎の正面に掲げた
たしかに「クイーン・メリー2」をはじめ、最近の超大型クルーズ客船を度々
目にする機会があり、その大きさには度肝を抜かれるものの、オイラのなかでの
客船に対する勝手な“定義(尺度)”があり、クイーンエリザベスⅡを超える
クルーズ客船はでてこないと思う・・・
参考までに、
横浜港・大桟橋の入口に妙な形をしたビルがある
そのビルの2階に「横浜港振興協会」があり、此処で、今年、横浜港に寄港する
すべての客船のスケジュールと写真が掲載されたカレンダーを販売している
大きさはポスターサイズ、1枚300円とかなり良心的な値段である
スタッフに尋ねたら「まだ在庫があります!」と言っていた
早いもん勝ち!