鵜呑みにするとは、鵜飼のウのように、魚を丸飲みにするが如く、よく理解せずに物事を
解釈してしまうことであり、また、それが語源と思っていたが、異なる別の由来も存在する
それは、「うんのみにする」が変化して鵜呑みに至ったという説
「うん」とは、なんでも「うんうん」と否定することなく聞き入ってしまうということ
どちらにしても、鵜呑みとは、上っ面だけで裏を取らないという悪癖を指している
中世ヨーロッパの政治家曰く、「話を目で眺め、事実を耳で聞く」
つまり、口達者な者の話にはその通り!と、目を奪われ、事実を自分で見ずに耳から信じる
これが世の中をダメにする一番の原因である・・・と
東京都知事選がいい例だ
猪瀬さん、そして舛添さんと、ふたりともに任期を待たずしてコケてしまった
要するに、彼らを択んだ有権者の多くが、耳からの情報を「鵜呑み」した結果だ
そして、現在行われているアメリカの大統領選もいい例だと思う
成上りで口達者なオヤジの話を鵜呑みにした“一部の熱狂的な聴衆”が騒いでいるだけ
こういう戦術を「扇動政治」という
民衆に迎合し、あおり立てて民衆を動かし、権力にとって都合の良い方向にもっていく
こうした戦略を「デマゴーゴス(扇動政治)」という
デマゴーゴスとは、古代ギリシャの政治家の名前であり、彼のとった戦術から、ウソの
情報を意味する「デマ」という言葉が誕生したのである
五輪にしてもそうだ
〇〇選手、メダル間違いなし!!と太鼓判を押すが、なかなかその通りにはならない
けして、実力だけでは勝てるもんじゃない!!
神がかり的で、言葉じゃ説明できない「何か不思議な力」が勝負を左右する場合もある
メダルラッシュが止まらないニッポン!!
マスコミの勝手なデマなど信用せず、自分の目で「真実」を見届けることが大事だ
そう思うきょうこのごろ・・・