浅草の仲見世で約120年続く老舗「荒井文扇堂」の四代目店主 荒井修さんが亡くなった
まだ67歳という若さ・・・文扇堂さんといえば「舞扇」、つまり扇子のお店
玉三郎さんをはじめ、十八代目中村勘三郎さん、十代目坂東三津五郎さんとも親交が深く、
浅草で行われた歌舞伎「平成中村座」の公演にも大きく貢献された方だ
一見すると近寄りがたい風貌をされているが、気さくで気配りの絶えない方だった
色川の大将についで、また下町の粋人が天に召されてしまった
ずいぶん昔のことだけど、一度だけ、観音裏にある荒井さんの仕事場を訪ねたことがある
色川の仲間で「揃い半纏」をつくろう!ということになり、大将の名代で相談に伺った
その後も、色川でお会いする機会もあり、いろんなことを教えていただいた
荒井さんが逝き、江戸の文化や伝統、そして風習や言葉など、懇切丁寧に教えてくれる
すこし口うるさい先輩たちが相次いで天に召されてしまった。本当に残念で悲しい
ただ、残念なのはこれだけではない
東MAXこと、東貴博にはガックリ!
下町の貴公子と呼ばれ、荒井さんにも大変お世話になっていたはず・・・
彼は、ニッポン放送の「高田文夫のラジオビバリー昼ズ」で火曜日を担当している
番組中、荒井さんを偲び、お通夜の様子を話していた。ここまではよかった
そのあと、「粋な法被を着た頭(かしら)も大勢弔問にきてました」と、
オイラ、これまで“法被”を着た頭など会ったこともないし、見たこともない!
それを言うなら“半纏(はんてん)”まだまだ勉強が足りないね
荒井さんや色川の大将が生きてたら「バカ野郎!」と怒鳴られること間違いなし
まだ「バカ野郎」と言ってもらえるうちがハナってーもんだけど、
バカ野郎!!と言ってくれる先輩も少なくなったからね
早いもんで来週は色川の大将の三回忌法要が執り行われる
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