オイラの場合、「このガキ!」「クソガキ!!」「ませたガキだなぁ~」など、
ほぼ毎日、当たり前のように使っている“ガキ”という言葉
ちかごろは、はしたないであるとか、汚い言葉として嫌煙されつつある
近い将来、絶滅危惧!として指定を受けるのでは?と案じている
しかし、この“ガキ”という言葉の語源は、仏教用語から転じた言葉である
ガキを漢字で書くと「餓鬼」・・・つまり、飢えた鬼と書く
あの世では、生前に徳を積まず、罪深い連中は“餓鬼道”へ送られるという
そこでは食べることも飲むこともできず、常に飢餓に苦しむといわれている
つまり、いつも餓えている(飢えている)鬼だから「餓鬼」という
これは子供も一緒。つねに何かを欲しがる。しまいにはダダをこねる
その様子から「餓鬼のようだ」と言われるようになり、
俗語として子供のことを「餓鬼」と言うようになった・・というわけだ
さて、来月になると関東ではお盆の時期を迎える
ちょうどこの時期、ある宗派を除き、多くのお寺では「施餓鬼法要」が行われる
あの世で“餓鬼”として常に飢餓に苦しんでいる仏さんを供養する行事だ
お盆には亡くなった祖先や家族たちの供養を行うのは当たり前であるが、
同時に、餓鬼の供養も行なって徳を積むことで自分にも救いがあるとされている
余談になるが、あの世には、「六道」といわれる階級があるといわれる
「地獄」「餓鬼」「畜生」「修羅」「人間」「天上」の六つ
死後、どのコースに行くのか?それは、生前どれだけ「徳を積んだか」により決まる
この「徳を積む」という行為は、仏教のみならず、神道でも重んじられている
徳を積む・・・これは、けして難しいことではない
「世の中にプラスになること全て」=徳を積むということ
老人に席を譲る。道端に落ちているゴミを拾ってゴミ箱にいれる。など
ズバリ、「イイコトをしよう!」ってことであり、これをするごとにポイントが貯まる!!
徳を積むことで自分の身体の中に“幸せ貯金”ができると考えればいい
この幸せポイントが多いほど、不思議なことに身の回りでイイコトが起きる!!
幸せ貯金の残高が増えるほど、身の回りに幸せなことが起こるようになる!!
これが、「徳を積む」の基本的な考え方だ!! ぜひ実践してみよう!!
まずは、菩提寺で行われる「施餓鬼法要」でポイントを獲得しよう!!
ただし、ここで注意しなくちゃいけないのは、「してやる!」という気持ち
大事なのは何事も「施す」ということを意識すること
施す・・・とは、困っている人がいれば力になる!助けてやる!!ということ
「〇〇をしてやった・・・」という考え方には、なにか見返りを期待する!
そういう疚しい(やましい)感情が込めらているもんです