元麻布に、中国大使館がある。
昭和16年当時の地図を見ると、ここは満洲国大使館であつた。
大使館南側に、今も昔も狐坂といふ坂がある。
９月のある日、私はこの坂を下つた。
途中、かつては宮村町であつた町にて、黒白猫に出会つた。
目が合ふと、猫は「ニヤー」と鳴いた。
撫でやうとして手を出したら、猫パンチをされてしまつた。
（2008年９月、港区元麻布、富士フイルムＦｉｎｅＰｉｘＡ800）
前々回に引き続き、新橋での写真。
７月下旬から８月いつぱい、東新橋の日本テレビでは毎日大道芸が開催されてゐた。それを観るため、新橋駅で下車した（毎日日テレ通ひをしたわけではない）。
今回の写真は前々回とは撮影日が違ふ。
いづれも大道芸の合間、新橋の街を歩いたときに出会つた猫である。
（2008年８月、港区新橋、ニコンＤ80，タムロンＡＦ28～80㎜Ｆ3.5～5.6，ISO800，プログラムオート）
ゴールデン・カップスのボーカル担当・デイヴ平尾の訃報を知つたのは今朝の朝刊である。
ゴールデン・カップスは、1967年に「いとしのジザベル」（なかにし礼作詞、鈴木邦彦作編曲）でデビユーしたＧＳである。
ちなみに、私またたびはこのときまだ生まれてゐない。
ＧＳのブームが去つて20年後の80年代後半、私の中でＧＳブームが発生し、ＦＭ放送でかかつてゐたＧＳの歌をカセツトテープに録音しまくり、それを聴きまくつてゐた。
それゆゑＧＳメンバーの訃報を聞くのは残念である。
このブログの文面は、ゴールデン・カップスのベスト盤ＣＤを聴きながら作成してゐる。
デイヴ平尾氏の冥福を祈り、合掌。
このバンドの歌に「本牧ブルース」（なかにし礼作詞、村井邦彦作編曲：1969年）といふものがある。
それゆゑ今回は本牧で撮影した猫写真を掲載。
（2004年１月、横浜市中区本牧三之谷、ニコンＮｅｗＦＭ２，タムロン28～70㎜Ｆ3.5～4.5）←猫写真ブログ検索およびランキングサイトへの入口です。クリツクすると当ブログのランキングも上昇します。
渋谷・原宿は若者の街、巣鴨は老人の街として知られてゐる。
そして新橋はオヤジの街として知られてゐる。
新橋駅前では、よく中年サラリーマンを対象とした街頭インタビユーが行はれてゐる。
オジさんが好きさうな居酒屋が多く集まつてゐる。
そんな新橋の街角にて、猫と出会つた。
撮影後、近づいたら逃げてしまつた。
（2008年８月、港区新橋、ニコンＤ80，タムロンＡＦ28～80㎜Ｆ3.5～5.6，ISO800，プログラムオート）
当ブログでは、度々東京の古い町名を持ち出すことがある。
その資料となつてゐるのが昭和十六年当時の地図（復刻版）である。
新宿区の牛込地区は、その当時と現在の町名・区画の相違はほとんどない。
その牛込の赤城下町にて、キジトラ猫の写真を撮つた。
（2007年９月、新宿区赤城下町、ニコンＮｅｗＦＭ２，タムロン70～210㎜Ｆ4～5.6）
前回は、建物と建物の隙間。
今回は、植木鉢と植木鉢の隙間。
わざわざこんな狭いところで寝なくても…と思へども、猫にとつて居心地がよいのならば仕方なし。
（2008年８月、中央区日本橋堀留町、富士フイルムFinePixＡ800)
都内（特に下町）では、建物と建物の間隔が非常に狭い。
一軒一軒が敷地面積一杯に建設されるためである。
浅草駅近くの街を歩いたとき、建物と建物の狭隘な隙間に猫の姿らしきものを見た。通りすぎてしまつたが、戻つて確認したら、やはり猫だつた。
（2008年８月、台東区花川戸、ニコンＮｅｗＦＭ２，タムロン70～210㎜Ｆ4～5.6）
当ブログ「挨拶？」（2008.10.13）の猫である。
この猫に会ふとき、猫は不忍池を眺めてゐることが多い。
一体何を想つて池を眺めてゐるのだらうか。
（2008年６月、台東区上野公園、富士フイルムＦｉｎｅＰｉｘＡ800）
前々回の写真を撮影後、50メートル程歩いただらうか、住宅の駐車場にグレー白猫が寝転がつてゐた。この写真で見るとわかりにくいが、首輪をしてゐた。
「ニヤー」と声をかけたが、こちらのことは気にする様子もなかつた。
（2008年９月、葛飾区柴又、ニコンＮｅｗＦＭ２，タムロン70～210㎜Ｆ4～5.6）
７月の末、私は函館市内を歩き廻り、猫を探した。
多くの猫と出会ひ、写真を撮つた（そのうちの数枚はブログ掲載済）。
夕方、函館駅近くまできた。その日宿泊のビジネスホテルも近い。
そのため一眼レフカメラを鞄にしまつた。
それから少し歩くと、空き地に黒猫の姿を見た。
一眼レフカメラは、鞄を地面に置き、フアスナーを全開にしないと取り出せず、取り出したらレンズキヤツプをはづす、と手間がかかる。
まごまごしてゐたら逃げられてしまひさうだ。
そのためすぐに取り出せるコンパクトカメラで撮影した。
（2008年７月、函館市大手町、富士フイルムＦｉｎｅＰｉｘＡ800）
帝釈天参道より少しはづれたところにあるアパートの前に猫がゐた。
その猫を撮影すると、それがフイルムの最後のコマであつた。
フイルムを巻き戻し、新しいフイルムを装填して猫のゐた方を見ると、猫の姿はなかつた。
（2008年９月、葛飾区柴又、ニコンＮｅｗＦＭ２，タムロン70～210㎜Ｆ4～5.6）
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