茨城県の常陸太田市に行つた。
水戸黄門こと徳川光圀が晩年を過ごした西山荘を見に行つたわけではない(常陸太田の観光名所であるが)。ちよつとした街歩きと、常陸太田市と日立市を結ぶ鉄道・日立電鉄(2005年廃止)に乗るためである。
JR水郡線の谷河原駅で降り、国道349号線に出て常陸太田市街地へ向かつて徒歩で北上した。
常陸太田駅前を過ぎてしばらく歩いたらこの階段を見つけた。
昇つた先には、高いコンクリート塀。
これまで掲載した「街歩きの楽しみ」(2007.9.11)、「山手階段」(2008.1.23)と同タイプの階段。
(2004年1月、常陸太田市木崎一町、ニコンNewFM2,タムロン28~70㎜F3.5~4.5)
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JR北陸線加賀温泉駅の後方に、大きな観音像が立つてゐる。
「加賀寺」といふ寺であるが、総工費280億円をかけ、1987年にオープンした遊園地、ホテルを併設した仏教テーマパークであつた。
私が訪れたときは、遊園地もホテルも閉鎖され、寂しい状態だつた。
受付で入場料を支払ふと、受付のオジさんは休憩所で少し待つやうに言ひ、自転車に乗つて境内の奥へ走り去つた。やがてオジさんは戻つてきて、拝観にゴーサインが出された。どうやら客が来るまで照明等の電源を入れないらしい。
京都の三十三間堂を模した「加賀三十三間堂」は圧巻。
休憩所に親子の猫がゐた。以前にも「親子」(2007.9.19)と題して別の写真を掲載した。
以前掲載したときは、顔が見えない状態だつた。
子猫はカメラ目線。母猫はカメラを全く気にせず。
(2004年7月、加賀市作見町・加賀寺、ニコンNewFM2,タムロン28~70㎜F3.5~4.5)
(参考文献)
都築響一「珍日本紀行・西日本編」(ちくま文庫:2000)
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これまで「On The Green」と題して、芝生の上、人工芝の上の猫写真を掲載してきた。
今回は苔の上である。
京都・西芳寺(通称苔寺)のやうな鮮やかな苔ではない。
猫は、当ブログ「錆びた鉄板」(2008.1.20)と同一の猫である。
(2002年7月、三鷹市上連雀、富士フイルムネクシアQ1)
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この猫は、当ブログ「痛々しい」(2007.12.4)の猫と同一である。
触られるのは嫌いといふ表情をしてゐるが、人間を嫌ふやうな猫ではなく、簡単に撫でることができる。
何度もこの猫に会つてゐるが、見るたび痛々しいなあと思ふ。
(2008年2月、台東区上野公園、富士フイルムFinePixA800)
花見の季節、大道芸人は上野公園のメインストリートから追ひやられてしまふ。
代替地のすり鉢山前は少々難があるやうだ。
昨年の話である。
オカリナ演奏家の舞歌(まいか)さんが、すり鉢山前で演奏するか否か迷つてゐた。
メインストリートに比して少ない人通り、路面に多々ある鳥の糞、そこの地下を流れる下水の臭ひが嫌だといふ。
そして舞歌さんが呟いた一言、「やるまいか…」。
その場では聞き流してしまつたが、あとからこの一言が駄洒落であることに私は気づいた。その駄洒落に対して「あのとき突つこんでおくべきだつたのだらうか。でも、まーいーか」と思つた。
写真はその舞歌さん。
日本のオカリナ演奏の第一人者・宗次郎氏からも高い評価をされてゐるといふ実力の持ち主である。
(2007年10月、渋谷区千駄ヶ谷・新宿高島屋前、ニコンNewFM2,タムロン70~210㎜F4~5.6)
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