その店で飼はれてゐる犬であることもあるが、犬を連れた買物客がその犬を店頭に繋いでおいてゐると思はれるのを見ることが多い。
犬によつては、店内に向かつてワンワン吠える犬もゐる。
しかし、この写真の二匹の黒犬のやうに、おとなしく飼主さんを待つ犬もゐる。
タイトルは勿論(といつてもわかるのは中年世代以上だらうか)、「待つわ」(岡村孝子作詞作曲、萩田光雄編曲、あみん唄:1982年)の拝借。
(2011年4月16日、横浜市中区羽衣町、ニコンD80,トキナーAT-X280AF PRO28~80㎜F2.8,ISO320,絞り優先オートf3.5,露出補正-0.7)
その日の朝、私またたびが住む埼玉県東北部の地域は今にも雨が降りさうな曇天。
これから出かける目的地の埼玉県南西部の天候が気になる。
雨だつたら嫌だなと思ひつつ、そこに向かふことにした。
電車を何本も乗り継いでおよそ3時間、西武池袋線の入間市駅に到着した。
駅を出ると小雨が降つてゐた。
その中を歩くことおよそ15分、「彩の森入間公園」に到着した。
そこでは、地元の社会福祉法人が主催する「福祉ふれあい祭り」といふお祭りが開催されてゐた。
その一環として、8組の芸人さんが出演する大道芸が行はれてゐた。
これを観るため、片道3時間かけてやつてきた。
以前、私は大道芸を観るため片道4時間かけたことがある(当ブログ「奥多摩にて」(2010.9.14)参照)のだが、それに比べれば今回は時間・体力・電車賃の負担は少ない。
雨降る中、ここで3組の芸をじつくりと観覧した。
今回掲載は、当ブログ「2011年ヨコハマ大道芸3~サヨナラを伝えて」(2011.4.22)他でたびたび掲載のパントマイム芸人・加納真実さん。
五輪真弓が唄ふ「恋人よ」(五輪真弓作詞作曲、船山基紀編曲:1980年)に合はせたパフオーマンス。
雨の中、加納さんを観るため、私はわざわざやつてきたと言つても過言ではない。
悪天候は残念だが、晴天時とは変はらぬ加納さんの熱演を観られて満足。
(2011年5月7日、入間市向陽台、ニコンD80,トキナーAT-X280AF PRO28~80㎜F2.8,ISO800,絞り優先オートf4)
前回、みぎわさんの大道芸写真を掲載した。
みぎわさんの大道芸を観覧する前、私は神楽坂の裏道を歩いた。
かつて肴町といふ名だつた町のあたりを歩いてゐると、黒白猫に出会つた。
この近所で飼はれてゐる猫と思はれる。
人懐こいわけではなかつたが、撫でることはできた。
(2011年5月6日、新宿区神楽坂、ニコンD80,トキナーAT-X280AF PRO28~80㎜F2.8,ISO640,絞り優先オートf3.5)
以前、ある大道芸人さん(複数)から、不慣れな場所・苦手意識のある場所・観客が少ない場所での大道芸に於いて観客中の私またたびの存在が心強かつたと言はれたことがある。
私はただその芸人さんのパフオーマンスが観たかつたから、その場にゐたにすぎない。
しかし、芸人さんからそのやうに思はれたことは非常に嬉しい。
諺「枯木に山の賑ひ」の枯木程度の存在であつても、私またたびの存在してゐる意義を見出すことができる。
先日、みぎわさん(当ブログ「2011年ヨコハマ大道芸~蝶々さん」(2011.4.20)他で掲載)が、JR中央線・飯田橋駅前のみやこ橋にて、アコーデオン演奏の大道芸をした。
この日、みぎわさんにとつて、みやこ橋での大道芸は初めての筈である。
この場所は通行人は多いものの、大道芸に足を止める人は少ない。
そんな中、私はみぎわさんの持ち時間一杯アコーデオン演奏を鑑賞した。
このときのみぎわさんにとつて、私またたびの存在はどうであつたのか確認をとるつもりはない。
このときの私はみぎわさんのアコーデオン演奏を肴に缶酎ハイを飲むただの酔つ払ひにすぎなかつたのだから。
(2011年5月6日、新宿区神楽河岸、ニコンD80,トキナーAT-X280AF PRO28~80㎜F2.8,ISO500,絞り優先オートf5.6,露出補正+0.3)
今回で当ブログは1100回を迎へました。
1回1枚の写真を掲載してきたので、今回で1100枚の写真を掲載したことになります。
1100回を迎へたからといつても、ひとつの通過点にすぎないので、特別な感慨はありません。
適当に猫の写真を選んで掲載するのみです。
(2010年10月2日、横浜市西区宮崎町、ニコンD80,シグマ70~300㎜DGF4~5.6,ISO500,絞り優先オートf4)
(附記)
先日、当ブログに大量のコメントが寄せられました。
しかし、それらは同一人物の手によるものと思はれる不動産広告サイトへの誘導目的と考へられる書き込みでした。
大変迷惑を被りました。
したがつて、当ブログのコメント欄を承認制とすることにしました。