Festina Lente

ゆっくり急いでまいります

レクサスとクレドール

2006年10月26日 | Blog徒然草
クレドールのサイトを見た。
やっぱり三越通販カタログとかに載ってるみたいなドメドメな感じだった。
どういうイメージでいくのか、方向性がよく解らない。
車の場合、フラッグシップモデルというのは会社の今後の方向性をはっきり示す必要がある。だから解りやすくいままでにない斬新なものが必要だ。自動車はファッション的要素が大きく常に自己改革しつつ進化していかなければ経営が立ち行かないからだ。
レクサスの提案は日本人的高級の基準を変えようというものだ。
〓壊れない
〓アフターサービスフリー
〓先進のテクノロジーによるハイパフォーマンスと環境性能の両立
多分デザインは三の次
こんな感じの解りやすい方向性だが、それでも販売は苦戦している。(僕はトヨタのマーケティングに甘さがあったと思う。まあ、それでも長い目でみたらこの先は解らないけど。)
クレドールはレクサスにも成れていない。方向性があるにしても解りにくいか、陳腐なものだからだ。会社の体質、つまり、ことなかれ主義だ。
安く壊れない、正確に時を刻むという時計で世界的に販売シェアを拡大したSEIKO。これはとてもわかりやすい方向性だが、しかし、高級時計の分野では、主力商品の販売価格帯が競合するOMEGAにさえ、ライバル視されてさえもいない。
多分、高級時計の分野においては、SEIKOはUNIQLOなのだ。UNIQLOが高級ブランドを出してもやはり売れないだろう。安くて高品質というイメージが強すぎて、高級のイメージを作れないのである。レクサスも同じく日本人にとって高級ブランドの分野では外国高級車に比べたらUNIQLO的なトヨタのイメージが強すぎて高級のイメージを確立できないのである。高級ブランドとは、自動車をして単なる移動機械たらしめないところにあるのである。
とすれば、レクサスの提案する高級の基準が現在日本の富裕層に受け入れられていないのと同じ理由でクレドールは受け入れられないだろう。長い目で見れば、魅力的な商品を作ることに尽きると思うが、当座そうも言っていられない。
では、どうしたらよいか。まずとりあえずできることは、外国高級ブランドに無頓着な金持ちや、アンチ外国高級ブランドの指向性をもつ金持ちのプロファイリングを急ぐこと、それから販路の拡大のために、そういう人々が集まる場所、嗜好する雑誌などでピンポイント的に広告をすることだろう。アンチ外国高級ブランド、三丁目の夕日のような古き良き高度成長期や昭和初期のような日本を懐かしむような広告がよいのではないだろうか。
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水曜どうでしょう?

2006年10月26日 | 
という、北海道テレビの人気番組がある。テレビ山梨では水曜日の12時ごろに放送されている。

大泉洋とかが出てるんだが、アメリカ横断6000キロとか、ヨーロッパ完全制覇とか、旅の企画が多いのである。

今回、ヨーロッパリベンジ編とかいって、フランスのパリから、レンタカーでドイツなどを走って、5000キロの彼方のフィンランドのヘルシンキまで1週間で走破するという企画をやっていた。
デンマークからスカンジナビア半島に渡り、内側をぐるりと回ってヘルシンキまで、行くという。デンマークまでは高速道路だが、スカンジナビア半島は、一般道だという。
フランスの高速道路の様子が映っていたが、懐かしく見られた。みんな、もの凄いスピード(150キロぐらい)で走っている。
来週は、ドイツに入るらしい。
DVDが出たら買おう。

水曜どうでしょう?
コメント (2)
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