三国志〈1〉講談社このアイテムの詳細を見る |
中国四大奇書とは、西遊記、三国志、水滸伝、金瓶梅をさします。
ところで、ご存知のとおり、武田流兵法は、諸葛流兵法です。
信玄の死後3年間自分の喪を隠し影武者を使ったのも、諸葛孔明が自分の死を隠すために行った策でした。
少年の頃、吉川英治の三国志にはまり、本がぼろぼろになるまで読んだものです。
三国志にはいろんな英雄が登場します。少年たちは、自分をお気に入りの英雄と重ね合わせ、その活躍に胸を躍らせたものです。
僕は、諸葛孔明も好きでしたが、鳳統士元がいちばん好きでした(鳳の字は本当はまだれに龍)。諸葛孔明が伏龍先生と呼ばれるのに対して、鳳統士元は鳳雛先生(鳳の雛の意)と呼ばれる大賢でしたが、孔明にライバル意識を燃やして、成都攻略のときに、功を焦って落鳳坡で戦死してしまうのです(NHKの人形劇では、劉備玄徳の身代わりなって死んだことになっていましたが・・・)。そんな人間臭いところが好きだったのです。