Festina Lente

ゆっくり急いでまいります

金利

2008年10月03日 | Blog徒然草
マンションのローン金利の見直しの時期がやってきました。
そこで、今後の経済の見通しを考えてみたいと思います。
金融危機の痛手は簡単には回復しないでしょう。そして、世界経済がこれからリセッションに入っていくので内需が拡大しないかぎり、日本経済も伸びていくのは難しくなるでしょう。そうなれば、金利を上げるのは難しいでしょう。まあ、ここまでは誰にでも判ることです。
五年固定か三年固定かが問題ですね。
輸出主導型で景気が回復した場合、日銀は景気がよくなっても、それほどすぐに金利を上げないと思われます。なぜなら、金利の上昇が円高をもたらし、輸出に影響を及ぼすからです。
これに対して、内需主導型の景気回復の場合、国内のインフレ圧力を抑えるため、比較的早く金利の引き上げがあるかもしれません。しかし、景気回復が中小企業まで行き渡った状況でなければいけません。さらに消費税の引き上げもあります。消費税を導入するなら金利は上がらない傾向になるでしょう。これは政権交代がなかった場合、景気回復後になるでしょう。自民党政権が続けば三年後くらいでしょう。民主党が政権をとった場合は私には今のところ全くわかりません。
以上を考えると、三年固定でもいいんじゃないか、と思います。
五年固定でもたいして変わらないと思います。三年後に急に金利が上がった場合に二年分の金利を保険として考えて、五年固定でもいいと思います。
ちなみに、ECBが来年金利をさげる公算が大きいので、対ユーロで今よりは円高になるかな、と思います。対ユーロで120円くらいになると嬉しいなあ!
おそらくマクロのトレンドとしては、日本経済が内需主導型になっていかざるをえないから、円高、金利は上がる傾向だとみています。もちろん政局と世界経済の変化は注意すべき不確定要素なのですが。
コメント (4)
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