テツの部屋B

アメリカ留学中の見聞録→日本国内の山登り記録+日常の覚え書

Fall Creek Falls

2009-04-09 | 動物
Chuck、Noah、Adamと一緒に、Fall Creek Falls State Parkに行った。数日前に、急にChuckが一緒に行こうと言い出したのだが、今日は平日だ。上司から、平日の昼間にハイクに行こうと誘われるなんて、すばらしい職場環境だ。そんな上司に、私もなりたい。


Gorge Trail:Rocky Point Overlookで、なにかガサッという音がしたので、近くの岩の下を覗き込んだ。すると、そこにRacoon(アライグマ)がいた。






アライグマ。11時32分撮影。






アライグマ。11時34分撮影。






アライグマ。11時34分撮影。






アライグマ。11時35分撮影。






アライグマ。11時35分撮影。






アライグマ。11時38分撮影。


アライグマは、狸とよく似ているが、尻尾が縞々模様なので、容易に区別できる。アメリカに狸はいないが、日本ではアライグマが繁殖して問題になっているそうである。かつて、名作アニメ“あらいぐまラスカル”が放映された頃、あらいぐま人気が高まり、ペットとして購入する人が多かったそうだ。飼われていた家から逃げたか、あるいは飼い主に野に放たれた個体が繁殖して、野生化したらしい。

アライグマは、山の中というよりは、人家の近くに生息していて、しょっちゅう車に轢かれている。道路脇のアライグマの轢死体は、日常茶飯事だ。アメリカ人には“ゴミ箱を荒らす奴ら”と認知されていて、概ね嫌われ者のようだ。さらに、アライグマは、高い頻度で、Rabies Virus(狂犬病ウイルス)に感染していることが知られていて、その意味では非常に危険な動物である。もっとも、Rabies Virusは、全ての哺乳類に感染するとされているので、アライグマのみならず、リスやスカンクなどもウイルスに感染している可能性はある。アメリカ南部では、特にコウモリが危ないと聞いた。日本では、狂犬病ウイルスは撲滅したとされているが、アメリカでは、依然その存在が確認されている。狂犬病は、一旦発病すると、致死率100%である。くれぐれも、“アメリカで、野生動物に触らないように“気をつけていただきたい。

とはいえ、外見も、しぐさも、アライグマの可愛らしさは、群を抜いている。つい、手を伸ばしたくなってしまうのは、実のところよく分かる。



Fall Creek Falls:春は水量が多くて、迫力があった。





Fall Creek Falls。12時1分撮影。


Cable Trail:急斜面を下って、Cane Creek Fallsの下に出た。午後は逆光になり、まともな写真は撮れなかった。

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