羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

天寿

2005年11月22日 12時50分04秒 | Weblog
18日、丸ビルホールのステージの袖で、鼎談の出番待ちしていたときのシーン。

 養老氏「ちょっと冷えてきました」
 河合氏「そうですね」
 養老氏「やっぱり年を感じますわ」
 河合氏「ほんと。からだは正直で…」

 舞台のソデは、風が抜けて、ちょっと寒かった。
 年をとると話は「健康」と「からだ」というのは、大御所も同じだったのだ。
 
 それに昨日のブログ「ギックリ腰の話題」に、コメントをいくつもいただいた。 やはり、からだへの関心の高さが実証されたわけだ。
 
 改めて言うまでもなく、野口体操は、先生ご自身の腰痛への対処法として編み出された要素が強いので、いい体操なのですぞ! 
 ところが、先生ご自身が、動きの原理はつかめても、実際に腰痛から開放されるには、かなりの時間がかかったとか。1975年に習い始めたのだが、そのころからは先生の腰痛がひどくなったという話を伺った記憶はない。しかし、ときどき危ないと感じられると、用心なさったとか。

「からだに貞く」って大事なのだが。
「からだも嘘をつくことがあって、だまされて動きすぎってこともあるのよね」
 
 私の周辺でも、慢性の気管支炎の人、心筋梗塞を患ってしまった人、健康診断で癌かもしれないといわれた人、……。。。。。。。。。。暦年齢に関係なく、お見かけするようになった。

 気をつけているんですけどね、皆さん、それぞれに。
 そういえば、昨日の日曜レッスンでも、鍼灸・整体師の方が野口体操を応用した「腰のほぐし法」を披露したら、皆さん、のりのりで試してましたっけ。

 で、体調が芳しくないと、鬱々としてしまうんですよね。
 でも、まぁ、野口体操に出会った仲間くらいは、どこか悪いところを抱えながらも、折り合いを付けて、手入れをしながら、頑張りすぎないで、それぞれの「天寿」をまっとうしようではありませんか。



コメント
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