▲ポンコツオリジナルドラマ、「シャーロック」
自由が丘大人の音楽教室 新沼健です。
「自由が丘大人の音楽教室」とは関係無い、映画・ドラマの感想、美味しかった料理、世相について思うことなどをこちらに書いています。
とっくに放映が終わった秋ドラマの録画をいまだに見ています。
ようやく特別編まで見終わったのがフジの「シャーロック」でした。
名探偵の代名詞・シャーロックホームズシリーズを原作にして、現代の日本を舞台に、どういう翻案物を作るのかと実は期待していましたが、中身はオリジナルで、名前とゆるい設定を借りただけのものでした。
初回と二回を見て、私は視聴を中止するつもりでしたが、ディーン・フジオカファンの家人のツボにはハマったようで、結局付き合って特別編までフルに視聴することとなりました。
視聴率的には期待ほどではなかったようで、このドラマの視聴率をもってディーン・フジオカは視聴率が取れない俳優で、すでに賞味期限切れ、などとさる週刊誌に記事が出ていましたが、こんなオンボロ脚本で面白いドラマなんか作れるはずがないじゃないか、と私は強く思っています。
作家でシナリオライターでもある知人によると、シナリオの学校では、結構厳しく指導・教育されるのだそうです。
自信満々で合評会に持ち込まれるシナリオビギナーの脚本なんぞは、ほとんど読めた代物ではないんだそうです。
そうして徹底的に鍛えられてプロになって天下のフジのドラマになった脚本がこんな体たらくなのですから、ドラマ制作のシステムに根本的な欠陥があるように思えてなりません。
シャーロックホームズのゆるい設定を借りてオリジナルドラマを作るのであっても、原作を感じさせるような描写とかトリックとかそこここに詰め込んで、シャーロッキアン達をもう少し喜ばせても良かったと思います。
そういった意味では、第7話は原作のトリックをつかい、キビキビとした筋立てで、少年のキャラクターもよく、グロイところも無かった上にオチもよく、原作の短編を思わせるようでなかなか面白かったです。
同様に第9話もなかなか面白かったです。
反対に最悪なのが最終回と特別編でした。
原作の「最期の事件」で、シャーロックホームズは仇敵・モリアーティ教授の追撃を避けながらスイスまで逃げ延びたのものの、ついには相打ちでライヘンバッハの滝に落ちてしまう、ことになっているのですが、この滝、実在していて落差はなんと250メートルもあるのです。
▲ライヘンバッハの滝(Wikipediaより)
ドラマ「シャーロック」の最終回、守谷と誉 獅子雄(ディーン・フジオカ)が相打ちのように海へ落下していくのですが、それが防波堤からたかだか2〜3メートル下の海面に落ちただけにしか見えないのに獅子雄は死んだと皆に思われていて、初回から最終回までの予告編をつなげただけのような特別編では、なんの解説もなく誉獅子雄は復活するというとんでも展開でした。
著作権が切れた原作だったら何をしても良い、ことには絶対ならないと思いますよ、フジテレビさん!
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