新沼健 日々独言

映画・ドラマの感想、美味しかった料理、街歩き、世相に関する私の考えなどを書いています

映画マラソン9/100 「侍タイムスリッパー」

2024年10月12日 12時11分05秒 | レビュー 映画・ドラマ
▲映画マラソン9/100 「侍タイムスリッパー」


10/10 9/100 「侍タイムスリッパー」劇場
分類 SF・時代劇
主演 山口馬木也 冨家ノリマサ 沙倉ゆうの 庄野﨑謙 峰欄太郎

会津藩士・山口馬木也は同輩とともに長州藩士・庄野﨑謙を暗殺すべく密命を受け、寺の門外で待ち伏せしていた。

庄野﨑が出てきて斬り合いが始まる刹那、山口の刀身に落雷、その為現代日本にタイムスリップしてしまう。

タイムスリップした先が京都の時代劇オープンセットで、時代劇が撮影されていた。
撮影に紛れ込んだ山口は助監督・沙倉ゆうのと知りあう。

トラブルで頭を強打した山口は失神し、病院に担ぎ込まれる。病院を抜け出した山口は令和日本を彷徨い、そこが黒船来航から140年後の日本と知る。

歩いていくうちに見覚えのある寺の門に辿り着く、そこは庄野﨑を暗殺すべく待ち伏せしていた場所だった……

という、幕末の侍が斬られ役俳優になる、という物語です。

当作品は単館上映から全国公開に発展し、ネット上で「カメ止め」の奇跡再現なるか? といわれている低予算の自主制作映画です。

今年、似たような話題となった作品に「温泉シャーク」がありますが、作品の完成度が段違いで、映画作品として全く比較の対象になりません。
「温泉シャーク」から当作品の完成度を連想してはなりません。

純粋な映画として、当作品・「侍タイムスリッパー」は東宝・東映・松竹と言った大手映画会社の作品を含めても、10年に一度でるかどうかというような名画だと思います。

ネタバレを防ぐ意味で、出来るだけ情報を見ないようにしてはいたのですが、監督の銀行預金残高が7千円にまで減ってしまった、という情報は見てしまったこと、また「温泉シャーク」の前例があった為、ハードルをかなり低くめに設定していた為もあるのか、期待値と実際の作品のクオリティ高さのギャップにかなり驚きました。

映画好きには必見の好作品ですので、劇場鑑賞が出来るうちに、劇場での鑑賞を超強力にお勧めします。




この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ガパオ風ひき肉ライス」(D... | トップ | 映画マラソン10/100 「私の... »
最新の画像もっと見る

レビュー 映画・ドラマ」カテゴリの最新記事