去年の12月19日に東京の学生時代の知人とここ芝峠温泉雲海で待合せることにしたのでした。
ところが急にドカ雪となって高速も在来線もストップし、車で向かった私は長岡で渋滞に巻き込まれて辿り着くことが出来ませんでした。
悪路(雪)で前進バックを繰り返してエンジンカバーは破損、歯を食いしばってハンドルを握っていたせいで歯の詰め物は取れるしで散々な目に遭ったのでした。
昨日は朝方にサッと紅葉谷を一周し、時間はたっぷり有ったので旧松之山の芝峠温泉雲海に向かったのです・・翌日からは天候が崩れる予報だったので今日しかないと思ったのです。
遥か彼方の山並みを眺めながらの露天風呂に浸かり、去年の雪辱を果たしたのでした・・写真はロビーから撮影
近くのドイツ風の建物が建つ竹所集落に足を伸ばしたのです・・ここは年に複数回TVで放映されていて、先日もされていました。
個人の家なので載せていいか迷ったのですが、毎回この建物も住人(移住者)も登場しているので載せました。
先日の放送では裏の池でクレソンを収穫していました・・この家なんか最初訪ねた時はお洒落な喫茶店かと思ったのです。
近くに駐車場も有って停めて散策している人達もいました・・もう立派な観光地みたい。
集落内に案内看板が建てられていて、この建物はベンガラの家とか・・
木々は杉なので日本の山の中ですが、建物は別荘かペンション?って感じです・・違うのは普段ここに人が住んでいるってことです。
立て看板が無いと通り過ぎそうな、大変失礼な表現ですがそれはそれは奥山の在郷です・・・・降雪だって私等田んぼの真ん中の20~30㎝に対して2~3mの世界です。
*ドイツに行ったことは無いのに何でドイツ風かと聞かれると、ここの建物を手掛けている人がドイツ人建築デザイナーなのでそう思ったのです・・
その先に星峠の棚田が有ったはずと行ってみました・・私の隣の車は群馬№でその隣は所沢№でした。
何回も訪れているとのことで、山古志にも似た風景が有るのと雲海の露天風呂からの眺めも最高だと宣伝して来ました。
この風景ですが、見て楽しむのは易いけどこの田んぼの保存管理は大変と思います。
昔からの生活の一部だから出来るのかも知れません・・私にここで田んぼをしろって言われても無理でしょう。
棚田の保全の為に水を張り、春先の寒い時期に畔塗り(水田の水漏れを防ぐ)をする・・見るとするでは大違いなのです。
手を抜けば(ほったらかし)直ぐに原野に戻ってしまいます。
*昨日走って感じたのは”何処にでも人が住んでいる”・・そして何処にでも廃屋が有る!でした。
そしてどんどん朽ちて行く・・竹所のドイツ人(カールさん)はこの廃屋を再生している貴重な存在と言えるでしょう。