ことじのブログ

趣味で集めている骨董・古道具の収集を綴ります。
2019年春にYAHOOから引っ越してきました。

金継ぎ

2013年06月25日 20時12分17秒 | 日記
今はまさに金継ぎの季節です。
温度と湿度この両方が高い時期でないと漆が固まりません。
1年で金継ぎが出来る季節は限られています。
そういうわけで今回は趣味の金継ぎから一番簡単な漆止め
を紹介します。
画像の順番に作業を進めます。画像が作業風景なので
乱雑であまり綺麗ではありませんのでご承知おき下さい。
 
この湯呑約1
2時の方向に長いニューがあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
皿に乗っているのは生漆のチューブと
漆を塗るための筆です。
漆を薄める液(リグロイン)
とビニール製の手袋です。実は私は漆にかぶれて
しまいますので手袋は必需品です。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
生漆を出して薄め液をかけたところです。
茶色いのが生漆です。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
生漆をニューをなぞるように塗ります。
もちろん反対側の外側も同じく
塗ります。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
初日の作業はこれで終了です。
私の場合は発砲スチロールの中に
タオルをひいて水をかけて水分を
留めます。木の部分はすのこの
小型です。蓋をして2日ほど今の
状態で放置します。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
2日後取りだしたのがこの状態です。
完全に固まっています。
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
これを私の場合は1,000番程の
サウンドペーパーに水をつけて
漆を擦ります。
 
これで漆どめの完了です。
12時の方向です。これで叩いてもチンチンと音がします。
 
金継ぎの作業としては全体の5分の1ぐらいの作業です。
もっとも簡単な修理です。
 

 
 



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19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ことじ様へ (不あがり)
2013-06-26 05:45:00
何か根気のいる仕事ですね。漆を塗ったあと
蒸し風呂みたいなところへ保管しなければ
漆は固まらないのですか。この季節はそのムシムシした所が辛いのにそれをやる。恐れ入りました。怠け者の私には無理な仕事です。綺麗に仕上がりましたね。ナイスです。
有難うございます。
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今日は (pada)
2013-06-26 08:22:00
ゆっくりと見せて頂きました。
確かに今の季節は金継ぎにピッタリです。
昨日から今日も雨が降っていて、湿度と言い気温と言い
ベストですね。
金彩の部分が最後のペーパー仕上げでどうなるかと思っていたんですが、上手く出来ましたね。
Padaも直したい物が沢山ありますので、このタイミングを逃さないようにします。
ナイス!
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キレイに出来上がってはりますね~、いいなぁ♪ (ついんぱわー)
2013-06-26 16:50:00
大胆に漆を塗ると後のペーパーを掛ける行程が面倒で、自分は筆で一本書きします。
筆先が震えて、ニュウから外れヨレヨレッとした線を器に書いたことが何度もあります ^^;
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こんにちは。 (ひがにゃん)
2013-06-26 18:38:00
素晴らしいできばえですね。手先が器用で羨ましいです。自分は仕事で使い慣れた材料で、とりあえずやってしまっています。
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漆にかぶれないのですね、羨ましい、 (pontan)
2013-06-26 19:41:00
私は被れてしまう、何回か修理したのですが、その度かぶれてしまって、諦めました。
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sir*k*machanさん (ことじ)
2013-06-26 21:07:00
漆は扱いが大変です。ですから分厚い手袋で頑張っています。
年に一度の作業になります。
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不あがりさん (ことじ)
2013-06-26 21:10:00
まるでサウナの中でこそ漆は固まります。
根気はいりますが勢いで行ってしまいます。
まだまだ素人の域です。
ナイスありがとうございます。
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padaさん (ことじ)
2013-06-26 21:12:00
指摘いただいた金彩の部分は上部は見なかったことに
して下さい。1000番で優しく扱ったつもりですが
どうでしょうか。まだまだだと思います。
ナイスありがとうございます。
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ついんぱわーさん (ことじ)
2013-06-26 21:13:00
大雑把にやってしましました。細く引くの課題です。
まずは第一弾ということでお願いします。
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ひがにゃんさん (ことじ)
2013-06-26 21:15:00
仕事で使いなれた材料はどんな材料か今度また教えて
いただければうれしいです。手先は器用とまではいきません。
頑張ってみます。
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ぽんたんさん (ことじ)
2013-06-26 21:17:00
被れない事はないんです。でも子供の頃からカシューの
匂いを嗅いで育ちました。親父の匂いがこんな匂いでした。
ナイスありがとうございます。
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No title (夢想miraishouta)
2013-06-27 19:54:00
金継ができるようになると、その用途は広いですねー・・・
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夢想miraishoutaさん (ことじ)
2013-06-27 20:50:00
用途はひろいのですが許容範囲が広がり過ぎて
買わなくても良い物まで手がでてしまいます。
キズ物買いに反省してしまいます。
ナイスありがとうございます。
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内緒さん (ことじ)
2013-06-29 07:28:00
私の場合は金沢のリサイクルセンターの講座で
10日間ほど通いました。その時の講師は地元の
美大の漆芸科の大学院生でした。かれこれ10年
ほど前になります。
カシューの匂いは父親が戸大工だったので作業場
に行くとカシューの匂いがしていました。
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私は図書館で金次の方法を探しました。 (茶キチ)
2013-07-04 17:07:00
修理に出しても 大体カシューかポリウレタンです。
だったら自分でできますものね。
私はまだサンドペーパーで修正したことがありません。
勉強になりました!
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茶キチさん (ことじ)
2013-07-04 18:52:00
漆の事はなかなか教えてもらわないとわからない部分が
あります。例えばoffの時の漆の仕舞い方などです。
私の場合は冷蔵庫に入れて保管しています。
分からない事があれば質問いただければ分かる範囲で
お答え致します。
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くらいけさん (ことじ)
2013-07-11 22:34:00
なかなかプロのように綺麗に直すまで至りませんが、
キズはある程度見立たなくすることはできます。
キズものでも好みにものは直してあげたくなります。
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管理人さん、お初で御座います。 (ぼたんや)
2015-01-18 10:08:00
我流で始めたため、釣具屋さんのカシュー漆を使っていました。
本漆に比べ持ちは圧倒的に悪いと思います。
ま、取りあえず「金直し、らしきもの?」ということでエエ加減な事していました。


話は少し変わりますが、
根付作家の人から聞いた話ですが作品を漆仕上げにしたところ、当初、手袋を嵌めていなかったためトイレに行って、その後エライ目にあったそうです。
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ぼたんやさん (ことじ)
2015-01-18 11:23:00
初めましてよろしくお願い致します。
私も教室に通って基本的なことを教わってからは
自己流でやっています。
そういえば漆の作業をしているとかぶれの心配が
つきもので私もトイレでヒヤッとしたことがありますよ。(笑)
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