
いつ出版されるか待ちに待っていた特捜部Qの最新作「自撮りする女たち」
今回の早川の紹介内容は・・
コペンハーゲン警察の特捜部Q。未解決事件を専門に扱う部署である。部の解体が囁かれるなか、ローセの不調も続き、チームの士気は下降中だ。ある日、元殺人捜査課課長からQに電話が入る。最近発生した老女撲殺事件が、未解決の女性教師殺人事件に酷似しているとの情報だった。元上司の懇願に、カールらQの面々は重い腰を上げる。折しも失業中の若い女性を狙った連続轢き逃げ事件で別部署は大わらわ。その隙に新旧双方の事件の捜査を勝手に始めたものの、カールの刑事歴でもかつてない事態に…。好評シリーズ第七弾。
でも、前作からかなり年月が経ったせいか、ローゼの苦悩の理由を思い出すのに一苦労(苦笑)
そして、ローセが異質な性格になった理由が明らかになります。
全体的には、これまでの中では面白みに掛ける内容なので、読み進めるのにかなり時間が掛かりました(何度か挫折しそうになりました)。
それでも、さすがに残り400ページくらいは展開が盛り上がり、最後の方は一気読み出来ましたけどね。
これで、ローゼの問題の全容が分かりましたね。残るはアサドがなぜコペンハーゲンのしがない警察機構に居るのかという事と、カールを悩ませるそもそもの事件の解決でしょう。それを残り3作品で大団円に持って行くんでしょうね。
今回も複線らしい場面が鏤められていましたから、最終巻か、その前段でカールが殺人罪で逮捕されるという展開が待ちかまえていそうです。それまでにローゼが回復していることを祈るばかりですね!