
名将ペケルマンもいきなりチームのキーマンをレッドで失うとは夢にも思っていなかっただろうし、初戦で勝ち点を取れなかった事で、次のポーランド戦がいきなり崖っぷちとなったのは日本にとって良い流れだろう。
《グループH》

日本がアップセットを見せた後の試合で、セネガルが出刃票では格上だったポーランドを撃破した。かなりポーランドのミスが目立った試合で、ポーランドの自滅としか言いようがないが、とにかく勝って勝ち点3を積んだ。これは大きい。しかも、勝ち点3を持った2チームが次戦で当たるというのも対戦順の妙だね。
お互い勝ちに行くが、1-1くらいの展開に終盤迎えると無理をしないだろう。別に負けなければ妥当な結果だと両チームが思うから・・・出来れば、そうならないことを祈る。なぜなら日本がセネガルに勝てる見込みはあるが、ポーランド相手に勝てる見込みを想像できないから(苦笑)

《グループA》

まさかの地元開催ロシアの躍進だろう。2試合で勝ち点6は想像していなかった。しかも得点は8だ。エジプト相手に3点も取るようなチームだとは夢にも思わなかったよ(汗)
対するエジプトは、これでジ・エンドだ。他力本願では可能性は0じゃないが、無理な注文だろう。
サラーには辛いワールドカップになったものだ・・・
ウルグアイは、サウジ相手に勝ち点3は必須。ま~よもや負けるとは思えないけどね。
すでにAは勝ち抜けが決まったようなもんだ。


《日本講評》
少し冷静に試合の感想を・・・

〔監督〕西野朗 7.0
前半20分過ぎくらいまでは日本は押せ押せだったが、そこから香川を押さえ込まれて流れが悪くなった。選手の気持ち的な問題でもあるが、修正出来ずに失点。それを後半しっかりと修正した。点が入るのは時間の問題と思うくらい流れを引き寄せた。勝ち越した後は、また、前半と同じ様な状況下に陥ったが、それ以外は申し分なかった。
〔GK〕川島 4.5
レギュラーシーズンから良くなかったというか、ここ数年、良いシーズンを見たことが無く、正GKとは言い難い出来映えのままだ。彼の動きが鈍いのは明らかだが、今後、そこにスポットライトが当たらないことを祈りたい。
〔DF〕昌子 6.0 長友 7.0 吉田 5.0 酒井(宏)5.5
コロンビアが数滴不利になったお陰でかなり楽に出来た。それにつきるが、それでも危険なシーンを何度か迎えたのは頂けないが、その責任を4人に負わせるようなもんはない。
先発した昌子は申し分なかった。かなり機能していた。
長友は十二分。彼がいなければ崩壊していたかも知れない。
吉田は、良くもなく悪くもなく。
酒井は、ミスも目立ったが、それでも後半の怒濤な攻撃の一翼を担ったのは間違いない。後は精度の問題だろう。
〔MF〕長谷部 6.0 柴崎 7.5 乾 4.5 原口 6.5 香川 5.5
ボランチはベスト布陣。香川がバリオス投入で押さえられ始めた後は柴崎がチームの舵を担った。彼じゃなかったら後半の攻撃的な流れは生まれなかった。長谷部は、何一つ悪くない。なぜ、あれがファールなのか理解も出来ないが、相手が一人少ないと審判も人間と言うことだろう(苦笑)
原口は、献身的だった。
乾は、彼の日じゃなかった。ミスが多い(ボールロストが目立った)。転げたら直ぐに起きあがればチャンスになったシーンもある。転げてファールをアピールすることだけがスペインで学んだことでもないだろうに・・・・
香川は、前半20分過ぎまで輝いた。だから0.5をプラスした。ペケルマンが香川を押さえるためにバリオスを投入した段階で消えた。
〔FW〕大迫 8.0
FWは結果が全てだ。その結果を体現した。それだけで十分だった。
〔交代〕本田 4.5 山口 評価なし 岡崎 評価なし
本田は、アシストがあったから0.5をプラスした。後は酷い。動かない、ミスが多い、右に張り出して香川と替えた意味が見えないなど、本来ならば4.0くらいの出来映えだった。あれだけ右を希望するならば原口と替えるべきだね(汗)
山口、岡崎は厳しい時間帯に投入され、善し悪しなどの評価は出来ないだろう。